今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 561)沖縄風幕の内弁当

 

沖縄と幕の内弁当。地名と名詞のすれ違いが否めず、にわかに脳内で結びつかない。まあ、オアフ島出身の大関も最初は違和感があったけど、じきに慣れたわけですが。

 

大関といえば、モンゴルやグルジアも耳慣れたし、同じ国内なのだから沖縄と幕の内ならば相性がいいのかもしれない。ちなみに、沖縄出身の三役はまだいないとか。

 

ともあれ、沖縄風を名乗るからには、琉球料理が詰め込まれているに違いない。期待とともに蓋を開ければ、炊き込みごはんが目に飛び込む。さては、じゅーしーだな。

 

じゅーしーとは、豚肉、ひじき、人参などを具材とした沖縄の炊き込みご飯である。無印良品で売っていたレトルトで食べたけど、かしわめしに通じるおいしさだった。

 

ダシのきいたごはんを味わいながらオカズを確認する。みたところ沖縄感はあまりないけど、じゅーしーだけでもまあいいや。野菜の煮物を食べたのち、揚げ物を狙う。

 

天ぷらは、どうやらもずくですね。独特のザクザクした歯ごたえが楽しい。半裁のコロッケは、持ち上げたところで断面が紫色なことに気づく。紅芋コロッケなのか。

 

楽しくなってきたところで、真ん丸な揚げ物を頬張れば中身はタコライスの具材タコミートです。沖縄というよりメキシカンな香りが鼻腔を満たし、不意打ちに驚く。

 

これでワンコインだから、プチ沖縄旅行に大満足。ゴーヤがあれば完璧と思ったら、右下にゴーヤチャンプルーがちんまりと、しっかりと鎮座している。うん、苦い。

 

こちとらアラフィフですが、沖縄は冬場に一度しか行ったことがなく、足腰が丈夫なうちにもう一回行きたい。南国の空気感は北陸出身としては永遠の憧れなのです。

 

ごちそうさまでした。