ジャンプ黄金世代に少年期を過ごした男として、ビビンバと聞けばキン肉マンのヒロインである。まあ、あのマンガのヒロインは色んな意味でミートくんだけれども。
名前は知っているけど、どんなモノかはつゆ知らず。長じて大学生のころ焼肉屋のメニューにそれを見つけ、ビビンバのフルネーム、ホルモン・ビビンバが腑に落ちる。
韓国料理なので、カタカナでの表記は原音を意識してビビンパ、ピビンバ、ピビンパなど揺れている。なるほど、ウイルスだって英語に忠実ならヴァイラスだしね。
そういえば、ハリー・ポッターに出てくるハーマイオニーは、ギリシャ神話の登場人物ヘルミオネーを英語読みしたとか。さらにカナに変換されており、原形はないな。
閑話休題、Wikipediaによれば「ピビン」が「混ぜ」、「パプ」が「飯」の意味らしく、原音に忠実であれば「ピビンパッ」とか。促音で終わるのは、日本語なら珍しい。
ともあれ、本日のランチはビビンバ丼。本来ならばボウルのような器に盛りつけられており、ようく混ぜるんだけど、この形状の容器+箸ではちょっと無理な相談です。
致し方ないので、海鮮丼のような、具材のバラエティ豊かな丼ぶりものとして食べてゆく。大根キムチは酸っぱく、ナムルはそれぞれに味わい深い。ごはんが進むね。
味つけ肉は少しかたいけど、タレがよくしみていて、オカズヂカラは抜群です。目玉焼きを崩してみれば、黄身がとろりと出てくるお弁当とは思えない嬉しい演出です。
半分くらいに減ったところで、ざっとかき回して混沌の味を楽しむ。付属の味噌汁でお腹を温め、おいしく完食です。今度は、焼肉屋さんで石焼きビビンバ食べるかな。
ごちそうさまでした。