今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

定食春秋(その 120)松屋の焼鮭定食(ライス小、牛小鉢)

鮭が朝食やお弁当でメジャーなのは、塩漬けで保存がきくからだろう。コールドチェーンが発達するまで「日持ち」は大きな課題だったのだ。お歳暮で塩鮭一本が送られてきた時代に育った私としては、鮭はやはり冬の食べ物。寒くなると粕汁なんかにして食べたい…

定食春秋(その 119)カキフライ定食

やっぱりカキフライが好きっ。やっぱり猫が好き、のように断言しますが、旬が来るのが毎年もどかしいくらい好きです。冷凍もあるけどさ、季節のお届け物がいいじゃない。小さい頃は、小粒でウェルダンなカキフライが家で出ましたが、ほろ苦くてつまらなかっ…

定食春秋(その 118)目玉焼きベーコンとん汁朝定食

お昼抜きで一気に働こうと目論む朝。何を食べたものかひとしきり悩むも妙案が浮かばず、なか卯へと流れつく。牛丼もいいけど、定食かな。選んだのは目玉焼きベーコン朝定食、みそ汁をとん汁に変えてボリュームアップ。これなら夕方までもつ、かもしれない。…

麺喰らう(その 190)証誠寺そば

そばの名は風流である。海苔を散らした花巻そば、玉子を月に見立てた月見そば。たぬきやきつねだって、安易に天かすや油揚げとは言わない。そうそう、たぬきときつねが同じ穴のムジナ扱いされたムジナそばなんてのもある。個人的には冷やしムジナがあると、…

定食春秋(その 117)鰆のソテー カレークリームソース

朝にしっかり食べたのでランチは軽めにしよう。こちらはライス or パンが選べるので、パンを1つにして日替わりを頼む。鰆、久しぶりだな。ドリンクバーで食後のホットコーヒーをまず確保。そちらを冷ましつつ、冷たいピーチティーを優雅にいただいて到着を…

定食春秋(その 116)カロリー焼き

御茶ノ水〜神保町の界隈は日本有数の学生街であろう。大学や予備校が林立し、古書店、喫茶店なども多く、日本のカルチェラタンとも言われる。ともあれ、学生街には定食屋もつきものでして。食べざかりの若人胃袋を満たすべく、安くて、多くて、おいしい店が…

定食春秋(その 115)自家製・トマト鍋

2、3年前にトマト鍋ブームがあった。リコピンがカラダにいいとかで、各メーカーがこぞって鍋スープを販売していた。ふと食べたくなったものの、今やスーパーの棚に見当たらず。それでも細々とかかろうじて海鮮コーナーに2袋売っていました。裏面のレシピ…

麺喰らう(その 189)エビ天そば

何を食べたものか、思い悩む朝。思考停止して信号機の明滅に身を委ねると、小諸そばにたどり着く。季節メニューを横目で見つつ店に入る。温かいのがいいナ〜と券売機前に立てば、エビ天1本サービス中とか。チャンスは最大限に生かす主義なので、150 円のお…

定食春秋(その 114)中華丼

中華丼は和製中国語で、そもそも彼の地には中華丼がない。つまり天津飯同様、それっぽいものをそれっぽくつくった、メイドインジャパン。まあ、逆に日本丼なんて言われても、何をのせたものか困ると思う。陶磁器がチャイナ、漆器がジャパンと称されるのとは…

定食春秋(その 113)しゃけの塩焼き朝食

朝からシャケ気分だったので、久しぶりのやよい軒探訪。券売機の前で「あれ、銀鮭じゃなかったっけ」とか思いつつ、しゃけの塩焼きを選択。なんでだろう、銀鮭の供給の関係かね。まあ、しゃけとしておけば、白鮭、紅鮭、アトランティックサーモンだろうとい…

麺喰らう(その 188)とんこくラーメン

何を食べようかノープランのランチタイム。「江戸だし、醤油とんこつ」なーんて看板をみかけて、そうだ、ここでもいいナとのれんをくぐる。見覚えのあるフレーズ。学生の頃よく食べていた店とつながりがあるのは間違いないだろう。前に食べたときはググるの…

定食春秋(その 112)上焼き肉定食

1人〇〇というチャレンジがある。ファミレス、カラオケ、居酒屋など〇〇に当てはまる分野はさまざまで、代表の1つが焼き肉であろう。そもそも店のつくりが1人向きではない。まあ、焼き肉は大勢でシェアしたほうがいろいろ種類も食べられるし、ワイワイ食…

定食春秋(その 111)自家製・豚のしょうが焼き

新婚当時に買ったレシピブック、コンビニで千円もしなかったけど、20 年近く使っている。クックパッドなんかなかった時代に重宝した。野菜の切り方やダシのとり方など料理のイロハをさまざま学んだナ。お気に入りはブリの照り焼きと豚のしょうが焼き、ハイ、…

定食春秋(その 110)ライザップ牛サラダ

時間潰しを兼ねた小腹満たしに頭を悩ませる。ラーメンは重い、喫茶店は軽い。ワガママな自らの要求に応えるべく吉野家を選択。牛丼ミニくらいかな、なんてメニューをみれば「ライザップ牛サラダ」の文字が。ほう、見せてもらおうか、企業コラボの実力とやら…

麺喰らう(その 187)カレー南蛮そば

胃腸が不調である。音だけ聴いてると「あぁ、五輪逃したよねー」ってなるけど、それは伊調が不調。いやむしろあれは世代交代だろうと思う、ってなんの話だ。ともあれ、最近ピリッとしない内臓に喝を入れるべく少し離れたそば屋に向かう。カレーは刺激物だけ…

麺喰らう(その 186)辛味大根そば

胃の調子がよくない。こんなことばかり言ってる気がするけど、寄る年波には勝てんのです。つい手抜きがちになるけど、しっかり食べなきゃ。とはいえ、軽めがいいかな。ガツンと揚げ物、ピリ辛の中華なんてのではなく、やさしい味、おばあちゃんの煮物の如き…

麺喰らう(その 185)マー油らぁめん

バタバタして出遅れたランチタイム。近所のお店はどこもいっぱいで、久しぶりのランチ難民。再開発の建設ラッシュもあり、食堂が足りないっ。ともあれ、回転の速い店なら1サイクル回る時間帯、とんこつラーメンの店があいている。さすが細麺、茹であがりの…

麺喰らう(その 184)イカ天そば

立ち食いそばはチェーン店が強く、個人店は世代交代できず閉店することも多い。あるいは駅前再開発を機に閉店、とか。こちらは鉄道ガード下の独立系のお店。再開発の波をすり抜け、若いおかみさんと大将の2人で頑張っている。しばらくは安泰かな。当然に券…

麺喰らう(その 183)濃厚サッポロ一番味噌ラーメン

もう、なんかね、出歩きたくないランチタイムもあるわけですよ。荒天だったり、気分だったり、いろいろですけど、今日はそんな日。で、近所のコンビニへと繰り出して、カップ麺を買う。せっかくなので食べたことないのがいいやと、サッポロ一番の味噌を手に…

麺喰らう(その 182)モーニングセット

天気のよい休日は朝の散歩が楽しい。いつもは喧騒で殺気立つ駅前も、やわらかい空気で満たされる。街のキャパに余裕がある風情がいいよねえ。普段のデスクワークならいざ知らず、朝から1万歩も歩くと小腹がすいてくる。せっかく日常こない駅なので、チェー…

定食春秋(その 109)自家製・キムチ鍋

高畑勲が監督したことでも知られる「となりの山田くん」。矢野顕子ののんびりした歌声とともになんとなく裏ジブリとして覚えている。原作では、冬になると「手抜き料理」として毎日鍋が出てきて家族が辟易する描写があります。ちなみに夏ならばソーメンばか…

定食春秋(その 108)和牛のリブロースステーキ丼

筋肉質を目指して、蛋白質を意識する日々。不惑をゆうに超えての体質改善は、つらくもあるけど、実現可能なものか興味深くもある。で、本日はステーキ丼。前回食べた記録をみるにほぼ半年ぶりですな。ついつい麺に偏りがちな食生活を反省すること猿の如し。…

定食春秋(その 107)おさしみ定食

痩せたい、というか痩せねばならない。血液検査がメタボにリーチなのも心配だけど、薬を増やそうとも一向に下がらない血圧が問題だナ。20 年分のツケをコツコツ払わねばなるまい。うーん、この歳で肉体改造か。メーテルに頼んで機械の体をもらったほうがよさ…

麺喰らう(その 181)味噌ラーメン

寒くなると味噌ラーメンが食べたくなる。これは心情であり、本能であり、宇宙の定説であろう。理屈はともあれ、ラーメン腹なんだよ、今日は。しかしラーメンは塩分のオーケストラ。血圧を気にするお年頃としては伝家の宝刀。週1杯、いや2杯ならスープ抜き…

定食春秋(その 106)カレーライス

ボンカレーはどうつくってもうまいのだ、とはブラックジャックの言葉です。そう、カレーライスははずさない。何というか、上はキリがないけど、下のレベルも低くない。人生でひどい店に出会ったことがない。これがラーメンになると、スープがぬるい、麺がく…

麺喰らう(その 180)自家製・すき焼きうどん

当たり前だけど朝晩肌寒いと、温かいものが食べたくなる。それは自然の摂理、世のことわり。スーパーの鍋コーナーも賑わい始めてます。とはいえ長い鍋シーズン、あまりに連発してもありがたみに欠けるので、今日はあくまで「うどん」の体で。うどんすきなら…

定食春秋(その 105)豚丼(小)

予定のない休日の朝は散歩に限る。清冽な朝の空気を思い切り吸い込んで、一週間分の瘴気を除去するのだ。しかし、普段は活動しない午前なので、どうしても小腹がすいてくる。ふと街道沿いに吉野家があったので、ぶらり立ち寄る。店前のポスターをみれば、豚…

定食春秋(その 104)よくばりクォーター

店屋物に憧れがあった。私の実家は、母が添加物を嫌ったからか、外食をしない家だった。何年かに一度、父が好きな寿司を外食するくらいで、店屋物など夢のまた夢。母には悪いが、大学から家を出て添加物にまみれた食生活。主力はカップ麺、マック、吉野家。…

来た酒場(その 3)加賀屋

加賀屋へ行った。これだけを聞くと、絢爛豪華な温泉でしっぽりという響きがある。いや、行けるなら行きたいけど、その加賀屋とは縁がない。加賀屋へ行った。知る人ぞ知る居酒屋チェーンで、都内を中心に展開している。温泉はない、仲居さんもいない、名物の…

麺喰らう(その 179)香味肉うどん

久しぶりに小諸そばをのぞくと、限定メニューなのか香味肉うどんとやらのポスターが目につく。食は一期一会、食べておかねばなるまいて。食券には「香味うどん」の文字があれど、提出するときには「うどんでよろしいですか」と確認される。逆にそばでもいい…