今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

麺喰らう(その 721)冷しむじなそば

通勤時間帯がズレたので、立ち食いそばの老舗に久しぶりの訪問。せっかくだから冷しを食べよう。財布の小銭を数えつつ、壁に目をやるとむじなをみつける。たしか冷しの種類は、たぬき、きつね、山菜、三色だったはず。よくみると、三色そばがなくなって、む…

定食春秋(その 428)地鶏の西京焼き定食

西京焼きというと、鰆など白身魚の印象が強いけど、こちらのランチでは豚肉、地鶏などいろいろ取り扱っている。味噌焼きだから味の想像は、まあ、できる。そもそも西京ってなんだと調べれば、明治の遷都以降、東京と対比して京都をそう呼ぶようになったとか…

定食春秋(その 427)大阪王将・冷凍餃子

「羽根つき」ってモビルスーツの異名っぽくて響きがいいな。スカート付きならリックドム、四枚羽根ならクシャトリヤ。そして羽根つきならば、大阪王将。そもそも論で、いつから餃子の羽根つきが尊ばれるようになったのだろう。焼き餃子の焼き目のカリカリ感…

麺喰らう(その 720)ラーメン・中

押さえつけると反発が大きくなる。子育てにも通じるダイエットの禁欲生活。大した努力はしていないけど、それでもパァーッと食べたくなる衝動に駆られる。さて、昨今の物価高は、生活を直撃している。燃料費の高騰はあらゆる生活物資に影響するし、小麦の値…

定食春秋(その 426)ハムカツ定食

ダイエットというのは、不自然な節制を強いるわけで、当然に反動はある。「平日ランチはOLになりきる」ダイエット中だけど、看板のハムカツに負けた。居酒屋さんのランチタイムは豊富な揚げ物メニューを日替わりにしているようです。普段なら気にかけないけ…

麺喰らう(その 719)にしんそば

鰊。にしん。ニシン。あまり馴染みはないけど、春告魚ともいわれ、かつては北海道でわんさか獲れたらしい。ゴールデンカムイにもそんな話があったな。産卵期には、押し寄せたオスの精子で海が白くなる「群来(くき)」という現象がみられるとか。地元では新…

定食春秋(その 425)大粒カキフライ定食

定食屋さんの看板に、カキフライの文字を見つける。あれ、今はカキ、大丈夫な季節だっけ。冷凍かな、それとも岩ガキかな、季節はずれのプレゼントに喜ぶ。カキは英語でRのつく月に食べろとの格言があり、裏を返せば5〜8月は自重しろとのこと。花見過ぎた…

定食春秋(その 424)ソーセージエッグ定食 in 松のや

ダイエット中だし、平日は気が張っているのか朝ごはんを抜いてもさほど空腹感を覚えない。でも、週末に朝から出かけると、時に猛烈にお腹がすいてくる。こういうときチェーン店はありがたい。朝早くからあいているうえに、お値打ちなモーニングを出してくれ…

麺喰らう(その 718)麺定食(担々麺&半炒飯)

街中華というと夫婦で営む昭和な内装が浮かぶ。安くて、おいしくて、ありがたい。今どき流行らないのか、チェーン店が街並みを平板に染めていきます。そんななか中国人が営む街中華がありがたい。たぶん華人コミュニティでテンプレートがあるのかな、内装、…

定食春秋(その 423)鳥めし弁当

鶏は豚や牛などの赤身肉に比べればヘルシーである。もちろん唐揚げや油淋鶏など油をまとえばそうではないけど、アスリートはささみ肉を食べるというしね。で、本日の日替わり弁当に鳥めし弁当をみつけ、高蛋白な響きにひかれる。鹿児島には鶏飯(けいはん)…

麺喰らう(その 717)おぼろ月見うどん

朧月夜。むかし音楽の授業で習った記憶はある。ホニャララ〜おぼ〜ろづきよ〜♩ だよね。何というか、花鳥風月を愛でていた明治期の風景がうかびます。滝廉太郎だっけ、と調べたら岡野貞一らしい。誰だそれって思ったけど、春の小川、故郷などメジャーどころ…

麺喰らう(その 716)ミートソーススパゲティ

日ごろから体重を測っているので、うすうす気づいていたけど、健診の結果、内臓脂肪やら血中脂質やらを溜め込んでいたことがわかる。どうしたものか。糖尿病は遺伝しないけど、体質や環境は親の影響も大きく、やはりリスクは高い。平日ランチは「自分をダイ…

麺喰らう(その 715)元禄そば at 府中

オケラ街道。聞きなれないだろうけど、全国津々浦々、賭場の近くにはオケラ街道が通っている。ようは財布がすっからかん=オケラになった人のゆく道です。東京競馬場のある街、府中もその1つ。競馬場から府中本町、競馬正門前、府中、それぞれの駅にオケラ…

麺喰らう(その 714)かき揚げ天そば

かき揚げは、天ぷら界のごった煮である。何をかき混ぜて揚げるのか、店ごとにいろいろですが、立ち食い界隈では玉ねぎや人参が主力のことが多い。専門店ではコースの〆に天ぷら茶漬けとしてかき揚げを出す、らしいけど縁がないので所詮は耳学問である。新宿…

定食春秋(その 422)赤飯幕の内弁当

お赤飯が食卓に並ぶと、少し嬉しい。モチモチの食感、小豆の香り、プチプチの黒ゴマに、味の決め手の塩。年中行事に関係なく、たまに食べておきたい。さて、本日の日替わり弁当はお赤飯。なんだろう、節句も過ぎたし、店の関係者にお祝いごとでもあったろう…

麺喰らう(その 713)カレー肉南蛮そば feat. C&C in 高幡そば

土曜の夜に家でカレーを食べて、日曜の昼ににカレーうどんで余剰分を消費する。メインはカレーライスのはずなのに、どうにも不思議と麺類のほうがしっくりくる。そう、カレーと麺の相性は悪くないけど、飛び跳ねるリスクがあるのか、サラリーマン界隈では人…

麺喰らう(その 712)はぜ天そば

何にでも見境なく飛びつくのは、人の世ではあまり上品とはされない。思慮深くエレガントに振る舞うのが望ましく、若さゆえの血気も、時と場合によりけり。で、簡単に釣れるハゼ類から、何にでも飛びつくさまをダボハゼと揶揄する。ハゼ自体は江戸前の天ぷら…

麺喰らう(その 711)冷やしむじなそば

梅雨は嫌だけど、冷やしの季節と思えばまだ我慢できる。貼り紙をみれば「冷やし始まりました」と奥ゆかしいニュアンスで、たぬき、きつね、むじなが並ぶ。初物だし悩むくらいなら、むじな。たぬきの油っけときつねのジューシーさを堪能できる。お隣の常連風…