2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧
名コンビと聞いて何を思い浮かべるか? 世代や嗜好がもろに出る質問である。アラフィフの私ならば、翼と岬、キン肉マンとテリーマン、三橋と伊藤などが浮かぶ。 上の世代ではGI砲、ON砲などが上がるだろうし、下の世代ならキンキキッズやタッキー&翼なんて…
ジンジャーエールは禁酒法下のアメリカでシャンパンの代替として好まれたという。やはりどこか大人びた味わいで、お子様舌だったので圧倒的にファンタ派だった。 ジンジャーが生姜だと知ったのは高校の頃だけど、お寿司のガリや生姜焼きなどと同じ成分とはに…
多くのアラフィフおじさんの心には、シャアが住まう。「若さゆえのあやまち」「坊やだからさ」「さらにできるようになったな」「まだだ、まだ終わらんよ」など。 あらゆる生活場面で、隙あらばシャアの言葉が胸をよぎる。一部クワトロ大尉の発言も混在してい…
冷やしそばの汁は3種に大分類されるという独自研究。ゴクゴク飲めるダシ系、濃いめ・塩っぱめのツユ系、酸味がきいた冷やし中華系。みんなちがって、みんないい。 コロナ禍の影響もあり、わが愛する町そば屋の数々が、世代交代がかなわずノレンを下ろす昨今…
CanCam調べによると、ラーメンの人気トッピングは上から順に味玉、チャーシュー、メンマ、ねぎ、コーンとか。読書層を考慮しても、まあ妥当な線であろうか。 ところで、元阪神の助っ人投手メッセンジャーはラーメン好きとして知られ、あちこちの遠征先でラー…
東海林さだお氏が立ち食いそば全メニュー完食を狙って富士そば荻窪店に通っていたところ、いつしかイスが設置されて「立ち食い」制覇を断念したという話がある。 そう、立ち食いそばと言いつつ、チェーン店ではイスが設置されている店が多い。いわゆる町そば…
メニュー表には店のポリシーが滲み出る。たかがメニュー、されどメニュー。店の一押しならば目立つようにあしらわれるし、ドリンク類は末尾に並ぶことが多い。 これが券売機だと、ヒトの目の自然な動きから左上にオススメがある。松屋の券売機がわかりにくい…
むかし理科で習った進化の過程は、魚類→両生類→爬虫類→鳥類・哺乳類といった流れだった。海で生まれた生命が、やがて陸、空に届いていく大自然の営み。 ところが最近では、両生類から爬虫類と哺乳類が枝分かれしたと教えているらしい。恐竜は絶滅したわけで…
新型コロナが5類に再分類され毎日の感染者数の報告もなくなった。去る者日日に疎し。やっと日常が帰って来たわけで、飲み会が再開されれば二日酔いとも再会です。 とはいえ、3年余りですっかりお酒にも弱くなり、動けないような二日酔いはない。せいぜい「…
先日食べた市場めしがおいしかった。内陸なので築地のような海鮮はないけど、誰の舌にも合いそうな、古き良きレストランの空気が楽しめた。そんな市場めし第二弾。 前回チャーシュー麺を食べたので、今回はカレーにしようかな。朝からフル規格のカレーライス…
出来心でナミダ巻を食べたことがある。旅先の金沢の回転寿司で、おいしい魚がいくらでもあるのに、魅入られたように頼んで、すべからくナミダを流して苦しんだ。 ナミダ巻とは、ようは具がワサビだけの巻物であり、ワサビとノリの風味を楽しむ通好みの寿司で…
唐揚げ粉は、地味ながら偉大な発明だと思う。特に味つけすることもなく、もみこんで揚げるだけでおいしい唐揚げができるのだ。まあ、揚げるのは大変だけどさ。 唐揚げ粉以前は家ごとにレシピが異なっており、醤油、お酒、ニンニク、ショウガ、粉の打ち具合な…
にしんそばというと京都の名物で、甘く炊かれた身欠きにしんと、はんなりした京風のツユがおいしい。しかし、不勉強であったが、実は北海道名物でもあるらしい。 マンガ「ゴールデンカムイ」で描かれたにしんそばで知ったのだが、こちらはどうやら関東風のツ…
一見インドカレー屋さんだけど、看板にはアジアンダイニングと銘打たれ、中に入ると南〜東南アジアの多国籍料理が並んでおり、アバウトな設定のランチタイム。 以前もブログに書いたけど、メニューは混沌としている印象。でも、もし自分が外国に日本料理店を…
そばは江戸時代のファストフードである。ところが長く歴史が続いたゆえに、格式ある老舗がノレンをつなぎ、ニューウェイブ系が勃興するなど、進化を遂げている。 ちょうどファストフードの現代代表であるハンバーガーに本格派が出てきた構図に似ており、やは…
旅の楽しみの1つに食事がある。もっといえば、食事が目的で旅をすることもあるくらいだろう。ご当地ならではの食材は華やかで、文字通り非日常を「味わう」のだ。 吉田戦車氏のエッセイ「吉田電車」に、ドジョウが食べたくなって、着の身着のまま関西から新…
はじめに書くけど、こちらの店に証城寺そばというメニューはない。たぬきが月見をしているので、揚げ玉と玉子がトッピングされたそばを、私が勝手に名づけている。 ブログを書くにあたって、基本的に店のメニュー表記に忠実に倣うようにしている。「かれー」…
カレーうどんというと、すうどんにカレーソースがかけられたものと、カレーソースがツユ全体になじんだものに大別される。前者は食べるうちに後者に近づくけどね。 こちらは、ランチタイムのアジアンダイニング。日替わりのナンカレーが主力ながらも、ベトナ…
銀河鉄道999といえば、星野鉄郎の成長譚であり、謎の美女メーテルや武骨なメカニックなど、大宇宙をまたにかけた、魅力あふれるロードムービーの側面ももつ。 ロマンあふれる名作であるが、現実はSFの先を進み、古臭く感じるのもやむをえまい。Z世代が999を…
胃カメラを飲んだことのある人ならばわかるけど、内臓の実況中継は心臓に悪い。わずかな色調の変化も気になるし、黒ずんでいたりすると、すわっ潰瘍かと気に病む。 何年か前、胃カメラの前日に担々麺を食べたところ、医師に「辛いもの食べたでしょう?」と胃…
胃カメラを飲んだあと、回復食にうどんを選ぶ。正確には経鼻内視鏡だったので、飲んだわけではないが、いずれにせよ、喉に違和感を覚えたままのブランチである。 そばよりも胃に優しそうなのでうどんなわけだが、店は何時からやっているのだろうとネットで調…
江戸時代はマグロのトロを捨てていた。というと当時の人々の蒙昧無知を笑うむきもあるけど、当時マグロは下魚とされていたし、冷蔵輸送もなく、脂は忌避された。 時代により常識は変化するし、我々の生活様式も未来人には嘲笑されるかもしれない。えっ、令和…
その名を読んでも見当もつかない料理がある。たとえば乞食鶏なんて言われても何のこっちゃですが、丸鶏を蓮の葉にくるみ、さらに土で包んで焼き上げる料理である。 ものを持たない乞食でも作れるから、なんて美味しんぼに書いてあったけど、味は素晴らしいと…
久しぶりの相州そば。お値打ちな朝得そばにしようとレジに並んでいると、春菊天そばのポスターをみつけて路線変更。かき揚げタイプの春菊天にひとめぼれしました。 姿揚げは葉っぱや茎の食感がそれぞれおいしいけど、かき揚げタイプは食べやすさというメリッ…
私は小心者である。ゆえに悪目立ちしたくないし、場の空気を読まないやつと思われたくない。だからこそ明文化されていないローカルルールがある店は緊張する。 ラーメン二郎のように、ネットである程度開示されているものならば、まあわかる。これが立ち食い…
コロナ禍の影響か、私の生活範囲から立ち食いそば店がいくつかなくなった。平日の通勤動線、休日の散歩コースから、富士そば、小諸そば、ゆで太郎が撤退した。 旅先ならいざ知らず、立ち食いそばはわざわざ足を伸ばして食べるものではない。定期区間を外れて…
ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉は体によくないとされる。発がん物質がどうこうで、理屈はわかるけど、オカズヂカラ抜群でおいしいのだから困ってしまう。 考えてみれば、保存食として発達した側面もあるので、新鮮な食材がこれだけ世にあふれた現在…
言葉には「まじない」の力がある。よい言葉にはよい力が宿り、汚い言葉を用いれば悪いことが起こる。そんなわけはないと思いつつ、日本人は言霊に縛られている。 令和の今に至っても冠婚葬祭に忌み言葉は用いないし、縁起の悪い言葉は言い換えている。ウェデ…
うどん、冷麦、そうめんの違いは、日本農林規格(JAS)によれば単に太さである。冷麦の直径が1.3〜1.7ミリで、それ以上がうどん、それ未満がそうめんである、以上。 腑に落ちるような、納得できないような定義だけど、親方日の丸のいうことだから仕方ない。…
いかのおすし。なんだかおいしそうだけど子どもが犯罪に巻き込まれないための標語である。誘拐事件なぞ遠い世界の話と思うのではなく、用心に越したことはない。 警視庁HPによれば、知らない人について「いか」ない、車に「のらない」、「お」おごえをだす、…