今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

麺喰らう(その 1004)煮干そば ver.2

人気ラーメン店に空き席をみつけ、久しぶりにノレンをくぐる。券売機をながめると煮干そばver.2を発見。なにやら進化したものなのか、興味をそそられて発券する。 プレイバックPart 2、あるいはモヤモヤさまぁ〜ず2のように「1」がない類いかもしれない。念…

麺喰らう(その 1003)かき揚げうどん

食券を買って、カウンターのおかあさんに提出しつつ「うどんで」と伝える。シンプルな立ち食いの流儀ですが「そばですか、うどんですか」と確認されてうろたえる。 マスク越しだからわかりにくかったか、あるいはラーメン二郎のように店員さんに伝えるべきタ…

麺喰らう(その 1002)春菊天そば

春菊の旬が終わろうとしている。ハウス栽培で通年出荷されているけど、やはり野菜は旬に食べるのが嬉しい。立ち食いそばのメニュー、小銭と相談して春菊天を注文。 春菊天にはかき揚げタイプと姿揚げタイプがあるけど、こちらの店はどっちだったかな。覚えて…

定食春秋(その 661)天然うにいくら丼 in なか卯

当たり前だけど、どんな食べ物にも「初めて食べた瞬間」がある。たいがいは記憶に残るものではないが、長じて食べたものはドラマティックに覚えていることがある。 たとえば、冷麺は盛岡の焼肉屋、シャコは宮城の民宿、マタタビは新潟の農村。旅の記憶と結び…

麺喰らう(その 1001)どん兵衛 スンドゥブチゲうどん

ハングル文字を街でよくみかけるようになった。電車や地図など、旅行者の便に資する場所が中心で、英語、中国語とともにわが国と近しい国がよくわかる環境である。 英語は大学まで手習いしたし、中国語は漢字だからなんとなく想像がつくけど、表音文字のハン…

定食春秋(その 660)ぶり刺身定食

お刺身は、新鮮であればあるほどおいしい気がする。角の立つような刺身にわさびをのせて、醤油をちょっとつけて食べる。噛めば鼻腔に抜ける魚の旨みがたまらない。 学生のころ、宴会というと居酒屋のコース料理で、冬なら鍋、夏なら刺身盛りがメインだった。…

麺喰らう(その 1000)春菊天そば+生玉子 in めとろ庵

麺を喰らうことついに1000回。この間、ブログにあげなかった食事も大いにあるのだけど、区切りの数字であることは間違いない。なんであれ、継続は力なりです。 どうせなら大好きな麺を食べようと、しばし考えて春菊天そば+玉子を選ぶ。最後の晩餐には少し油…

麺喰らう(その 999)ラーメンランチ

ブログ的にメタなことをいうと、麺を食べ続けること999回目である。この情熱と時間をほかの何かに注げば、ひとかどの人物になれたのではないか、と煩悶する。 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。過ぎ去った時間は決して戻らないので、前進…

麺喰らう(その 998)排骨酸辣麺

教科書には無味乾燥な文字が並ぶだけではない。一生を懸けた職業のきっかけもあれば、人生を豊かにする趣味、さらに単なる雑学、ネタのレベルまで玉石混淆である。 なかでも言葉の響きの美しさで忘れられない単語がある。禁中並公家諸法度、カノッサの屈辱、…

麺喰らう(その 997)カップヌードル トムヤムクン

「三大ホニャララ」がある。純粋に数字でランキングを決めているものはともかく、ふわっと雰囲気で決まっているものは少し疑わしい。利権とか、郷土自慢がからむ。 たとえば日本で高い山というと、富士山、北岳、奥穂高岳である。ところが、日本三大霊峰にな…

定食春秋(その 659)豚汁朝定食 in 松屋

感心できないとわかっているけど、朝食は食べたり、食べなかったりである。ダイエット、血糖値、栄養などいろいろ考えてはみるものの、結局その日の腹具合となる。 お腹がすいていなければ野菜ジュース、二日酔い気味なら温かい麺類、朝から元気を出したいと…

麺喰らう(その 996)ナポリタン

スパゲッティは、いつからパスタと呼ばれるようになったのか。1990年前後、バブル経済のころイタ飯ブームが起こり、小洒落た呼び名としてパスタが広まったとか。 調べるとイタリアでは「小麦粉産の麺類」をパスタと呼ぶらしく、スパゲッティだけでなく、穴の…

定食春秋(その 658)生姜焼定食

生姜焼にハズレなし。ヒラヒラ肉タイプ、野菜炒めタイプ、トンテキタイプ、どれを食べてもおいしいし、どこで食べてもおいしい。不思議だけど、畏るべし生姜焼。 自作しても、それなりおいしく、醤油、みりん、お酒を等量、生姜チューブをお好みで、ソース、…

麺喰らう(その 995)肉玉うどん

昨晩は久しぶりにお酒を飲んだ。楽しいお酒でも、ビール、日本酒、焼酎とチャンポンすると、少しくたびれる。朝起きてみると、明らかにアルコールが抜けていない。 こういうときは自然回復に任せず、早いうちに胃に何か入れておきたい。酒で失われた水分と糖…

定食春秋(その 657)石鍋マーボー豆腐定食

石焼きというと、芋である。さすがにリアカーは見なくなったけど、令和の世でもなお、冬になれば軽トラで石焼き芋が売られている。みかけると、結構売れている。 あとはキャンプなどで石でステーキを焼くとか、石狩鍋に石を入れてアツアツにするとか。日常を…

麺喰らう(その 994)正油ラーメン with 味玉

シミュラクラ現象をご存知だろうか。ヒトは3つの点が逆三角形に並んでいるとヒトの顔と認識する、という現象である。心霊写真の多くは、これが原因なんだとか。 丸を書いて中に3点をうつだけでも、なんとなく顔に見える。ヒトが野生動物に追われたころの名…

定食春秋(その 656)鮭ハラス焼定食

年取り魚は東日本と西日本で異なる。いわゆる糸魚川静岡構造線は地学的な境界線だけど、不思議と文化の境にもなっており、東日本がサケ、西日本がブリなのだ。 そもそも年取り魚ってなんだというと、大晦日に食べる縁起物である。物流が発達する前は、冬に獲…

定食春秋(その 655)鉄板ハンバーグ本気盛り in ガスト

ガストというと、すかいらーくの廉価版、学生の財布にやさしいファミレス、といった思い出がある。事実、1992年の創業当時は、安くておいしいファミレスだった。 そんなわけで、グループ再編を経てすかいらーくグループの中核となった今でも、ガストに思い入…

麺喰らう(その 993)中華ソバ

街そば屋がピンチである。かねてからの後継者問題にコロナ禍が追い討ちをかけ、どんどん廃業している。オフィス街も住宅街も傾向は同様で、ファンとしては悲しい。 立ち食いそば屋やイケてるそば屋とは異なる、街そば屋ならではの品揃えが消えてしまうかもし…

定食春秋(その 654)ニラレバ炒め定食

両親が北陸の戦中生まれだからか、実家では内臓肉を食べたことがなかった。両親の子どものころ蛋白といえばもっぱら魚であり、育ってきた食環境が再現されていた。 とはいえ、北陸と関東では漁獲事情が異なる。それに戦後すぐに比べ、昭和後期では食卓に上る…

麺喰らう(その 992)塩らーめん

たばこと塩の博物館に行ったことがあるだろうか。今でこそスカイツリーのそばに移転したけど、以前は渋谷の公園通りに位置しており、記憶のある方もいるだろう。 たばこと塩とは奇妙な組み合わせだけど、かつての日本専売公社、今のJTの企業博物館ときけばナ…

麺喰らう(その 991)つけ麺

ラーメン、つけ麺、ぼくイケメン、OK!とは狩野英孝の持ちネタである。典型的なキャラ芸人であり、一発屋と思われていたが、どっこいどうして生き残っている。 先輩芸人に可愛がられているだけあり、場面場面で求められた引き出しを開けられている。小島よし…

麺喰らう(その 990)鍋焼きうどん

昨年暮れ、土鍋の材料となるレアアースであるペタライトの不足が報じられた。なんでもEVのバッテリーの材料らしく、中国企業がジンバブエで買い占めているとか。 家庭ではカセットコンロ&土鍋の代わりに金属製の鍋をつつくことも多い。しかし、味噌煮込み、…

定食春秋(その 653)麻婆豆腐定食

昭和の給食世代としては、三角食べが常識であった。ごはんorパンの主食+オカズ+汁物を順番に食べてゆく。自然と口内調味が習慣となり、なんの疑いももたなかった。 バランスよく食べることで、食べ残しが減るとか言われたけど、本当にそうか。汁物で流し込…

麺喰らう(その 989)おにぎりセット

ずっと気になっていた、立ち食いそば店のおにぎりセット。店内で食べていると、おにぎりのテイクアウトを求めるお客さんが多くて、おいしいのは間違いなさそう。 今日こそ食べてみようと心に決めて、入店前に店前でおにぎりのラインナップを確認する。朝イチ…

麺喰らう(その 988)辛みそラーメン

飲食店でメニューを選ぶ際、SNSや食べログなどを参考にしたり、券売機なら左上を選んだり、作戦はいろいろある。加えて、店側のオススメメニューも捨てがたい。 こちらは都内にある札幌ラーメン店。店前の黒板にはいつも人気ランキングが書かれており、ここ…

麺喰らう(その 987)めとろ丼+半そばセット in めとろ庵

限定メニューがレギュラーに昇格すると、よほど好評だったのかと刮目する。店側の都合はあるだろうけど、味が確かなのも間違いない。たとえばサムライマックかな。 かつての狂牛病騒ぎで牛丼御三家が苦肉の策として提供した豚丼。牛丼復活後もしばらくレギュ…

麺喰らう(その 986)雲呑麺

餃子とワンタンの違いってなんだろう。皮が丸いのが餃子、四角いのがワンタン。餡に野菜が入るのが餃子、ひき肉+海鮮程度がワンタン。そのくらいの認識しかない。 調べると、主食となるべく皮が厚いのが餃子、スープの具となるので皮が薄いのがワンタンとか…

定食春秋(その 652)中華伝統ハンバーグ定食

風変わりなメニューに目を奪われる。「ハンバーグ」「伝統」「中華」で三題噺を考えろと言われ、何も浮かばなかったかのような文字列を、一期一会の思いでお試し。 ハンバーグと注文したものの、滑舌が悪いのか、滅多に注文がないのか、担担麺?と聞き直され…