今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

麺喰らう(その 534)こってりラーメン in 天下一品

京都、大原、三千院〜♩ 古都の郷土飯というと、おばんさいに代表されるザ・和食の印象。一見さんお断りの文化もあって京料理への憧憬が募る。一方で京都発祥のラーメンは、決してお上品ではない。濃い醤油味の新福菜館、背脂が浮かぶますたに、箸が立つくら…

麺喰らう(その 533)大きいコロッケそば in 富士そば

キテレツ大百科の原作は、コミックにしてわずか3巻。アニメの放映期間からするとかなり短い。コロッケそばを待ちながら、そんなことを想う。コロ助がコロッケ好き設定なのはアニメオリジナルだろう。レシピが OP 曲となり、オジサンになっても連想できるほ…

麺喰らう(その 532)ねぎラー麺

ねぎは風邪にきく。迷信のようでいて、実際にねぎに含まれる硫化アリルは、抗菌作用など多くの効能があるらしい。エビデンスがあるんだね。硫化アリルは、ねぎ独特のいがらっぽさをもたらすので、好みはわかれる。「栄養価か、食べやすさか、それが問題だ」…

定食春秋(その 320)やきそば牛丼 in すき家

お目当ての店に行列があり、どうしたものかと思案して久しぶりにすき家を訪問。牛丼でいいや、なんて軽い気持ちでタブレットを操作する。すると、やきそば牛丼という攻めたメニューを発見。阪神の藤浪も驚きのインコース攻め。キワモノだけども、漢メシどう…

麺喰らう(その 531)辛味噌ラーメン

醤油、味噌、塩。サッポロ一番の主力がそうだからか、ラーメンの代表的な味というと、この3種を思いつく。みんなちがって、みんないい。安定の醤油、濃い口の味噌、さっぱりの塩。選べる喜びは、悩みの種にもなる。券売機の前でしばし考えて、あえて辛味噌…

麺喰らう(その 530)台湾ラーメン

久方ぶりの台湾ラーメン。ブログで履歴を確認すると、なんと2年ぶりなのか。賛否あろうと、名古屋めしはどれも個性的で大好きなんですよね。https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2019/05/14/073001こちらは家系ラーメン店の限定メニュー。本業の味が…

定食春秋(その 319)煮穴子炙り丼

ウナギ、アナゴ、ドジョウ。勝手にぬるぬる三銃士と呼んでおります。大将のナマズは、別格扱いですね。まるっと太いし、地震を起こすし(笑)さて三銃士では、高級路線のウナギ、珍味路線のドジョウと比べ、比較的身近なのがアナゴ。煮詰めが塗られて、回転…

麺喰らう(その 529)朝ミニ天玉そば in 箱根そば

お客さんの少ない時間帯に需要を喚起する。経済に明るくない私でも、納得できる理屈です。居酒屋ならランチタイム、牛丼屋ならモーニング。店側の思うツボなのは承知のうえ、どうせならお得なものを食べたいと願うのが人情。そんな葛藤をふまえ、箱根そばの…

麺喰らう(その 528)昔ながらのラーメン in 富士そば

行きつけの店という響きに憧れがある。学生のころ通いつめた居酒屋はすでになく、社会人になりたてのころ日参した居酒屋は転職して疎遠に。せいぜい行きつけの医院があるくらいで、居酒屋に比べて健康的なんだか計りかねる。まあ、散歩コースに寄り道スポッ…

定食春秋(その 318)ネギたっぷりあさり炒飯

初夏は食べ物がおいしい季節です。走りの果物や脂の乗り始めた魚など、収穫の秋に勝るとも劣らずきらびやか。中華のそんな春メニューに悩む。筍をはじめとした春野菜、桜色が艶やかなエビ、どれも捨てがたいけど、潮干狩りの季節だし、あさりにしよう。炒飯…

定食春秋(その 317)チキンにこみカレー in ココイチ

チキンという言い回しがある。臆病者、ヘタレ、腰抜け。意味はともあれ、褒め言葉として使われることはない。チキるなんて動詞もあるとか。鶏の鳥肌や挙動不審にみえる佇まいが語源のようす。でも鶏は意外と獰猛で、小学校の飼育委員のとき、幾度となく突か…

麺喰らう(その 527)鶏つくねうどん

新宿の地下街を往けば、ふと鶏つくねうどん/そばのポスターが目に入る。物珍しさに吸い寄せられて、券売機をポチリ。梅もと、久しぶりだな。乗降客数世界一の新宿は、当然人の流れも多い。箱根そば本陣、かのや、富士そばに、最近はよもだそばも加わり、まさ…

定食春秋(その 316)とろとろビーフカレー

欧風カレーの新店ができたときいて、矢も盾もたまらず訪問。カレーの街・神保町にゆかりがあるらしく、ウキウキと席につき、メニューを開く。とろとろビーフ、ごろごろポーク、パリパリチキン、キラキラ野菜、牛豚鶏ミックス、とろーりゴーダチーズ。選べる…

麺喰らう(その 526)担担麺

暑くも寒くもない、いわゆるいい季節。ランチも熱いもの、冷たいものを気分しだいで選べる頃合いです。定食、麺類、丼もの、何にしようかな。大通りを歩けば店の入れ替わりに気がつく。飲食店の常だけど、テナント募集中も多い。できる範囲で食べ支えようと…

麺喰らう(その 525)冷やしわかめそば

立夏を過ぎても、思い出すのは遥かな尾瀬や遠い空ではなく、冷やしそば。つくづく風流ではないな。ともあれ、冷やし麺の走りの季節です。「冷やし」といっても、温麺用を冷やしたツユ、ざるそばのような濃いめのツユ、酸味を加えたツユなど、方向性は店ごと…

麺喰らう(その 524)自家製唐揚げそば in 富士そば

外食が多いからか「自家製」の言葉に弱い。個人店なら当たり前だろうけど、チェーン店でわざわざ「自家製」を名乗られると、当然気にかかる。 工場で下調理されたものを店で仕上げることで、味の均一化、コスト削減、素早い提供ができるわけで、セントラル…

定食春秋(その 315)三崎鮪フライ定食

日本人なのでブランドに弱い。とはいえグッチやヴィトンといった方面ではなく、興味があるのは土地の名を冠したいわゆるブランド食材である。平凡な料理でも京都や金沢などの古都がマクラにつくとおいしそうに響く。魚沼コシヒカリが作付面積より遥かに流通…

麺喰らう(その 523)レタスカレーうどん

レタス+カレーうどん、えっ? 空目ではないかと思うくらいの意外な組み合わせが楽しい。そもそも、カレーうどんには野菜が足りないのよね。「レタス◯個ぶんの食物繊維」って比喩されるように、レタスは食物繊維の権化のように扱われるけど、実際のところは…

麺喰らう(その 522)特製鴨中華そば

おや、こんなところに新しいラーメン屋さんが。店前の券売機にはラーメン屋さんであまりみないような年配のご婦人がいて、興味をそそられる。ガッツリ系ではなく、繊細な味がウリとみた。飲食はサイクルの速い業界なので、一期一会の気持ちで臨まないと。ど…

定食春秋(その 314)マーボ豆腐定食

根が単純なのか、自然の摂理か、テレビでおいしそうな料理をみかけると、どうしても食べたくなる。で、お豆腐特集をみた翌日にマーボー豆腐。こちらの店はなぜか「マーボ豆腐」表記、本場の発音なんだろうか。まあいいや、細かいことは気にしない。席に着く…

定食春秋(その 313)ミニすき焼き朝食 in やよい軒

すき焼きは「ハレ」の食事である。給料日、お正月、お祝いごと…なんでもない「ケ」の日に食べるとバチが当たりそうなのが昭和生まれの男。令和の世では信じられないが、牛肉は高嶺の花だった。例えるなら、吉永小百合が、牛肉オレンジ自由化により、AKB くら…

麺喰らう(その 521)たこ天そば in 富士そば

改めて考えると、タコは実に大した食材である。煮てよし、焼いてよし、炊き込んでよしの三拍子揃った、押しも押されもせぬニクイやつです。海外では宗教的な禁忌があったり、デビルフィッシュと呼ばれたりですが、わが国ではタコ社長はじめ、親しみをもって…

定食春秋(その 312)目玉焼きベーコン朝定食 in なか卯

なか卯の味噌汁が飲みたい、そんな衝動に駆られた朝。私調べでは牛丼屋の類いではなか卯の味噌汁がダントツにおいしい。あくまで私見ですが。なか卯自身は丼ぶりと京うどんの店を名乗っており、うどんダシへのこだわりがそのまま味噌汁にも生かされているの…

定食春秋(その 311)昭和のオムライス

昭和は遠くなりにけり。昭和生まれにとって、2つ前の元号というと明治なわけで、令和生まれにとっては昭和はすでに教科書で学ぶ歴史なのだ。そう思うと急に老け込んだ気になるもので、大正がモダンなら、昭和はレトロ。昔はよかったオジサンにならぬよう、…

麺喰らう(その 520)せいろカレーセット

何の因果か、睡眠負債がたまっているお昼どき。心身に気合を入れようと、カレー的なものを食べようと決意する。スパイスで喝を入れるのだよ。で、そば屋へと。カレー欲を満たすのに王道ではなさそうですが、こちらのカレー南蛮はかなり濃いめなので、問題な…

麺喰らう(その 519)ニュータンタンメン

傍からはソウルフードと言われるけど、地元は言うほど食べていない、そんな料理がある。ケンミンショー辺りで派手に祭り上げられている印象。さて、ニュータンタンメン。川崎市民のソウルフードと紹介されていたけど、知人にきくと何度か食べたことあるとは…

麺喰らう(その 518)朝そば TKG セット in 箱根そば

なんでもかんでも略語にされると、知らないとも言えず戸惑うことがある。JJ が女性自身の略だと聞いたときは、納得するよりむしろあきれた。とはいえ JR、NTT、JT など、親方日の丸が次々と横文字となり、すでに定着していることを思えば、中年の懐古主義に…

麺喰らう(その 517)鶏天おろしうどん(小) in なか卯

鶏の唐揚げはおいしい。ご飯にもビールにも合うし、揚げたてでもお弁当でもうれしい。いわば大正義である。考えるだけで、よだれが出そう。では、鶏の天ぷらはどうだろう。唐揚げと違い衣に味つけがないぶん印象が薄い。それに天ぷら界隈では他にエース級が…

麺喰らう(その 516)わんたんめん

アンパンマンが幼児に人気なのは、愛らしい姿形だけでなく、発音しやすいこともあるという。なるほど、パパ、ママと同じ理屈なわけですね。なんとなくそんなことを考えつつ、わんたんめんを注文する。漢字、カタカナ表記に慣れているからか、ひらがなだけだ…

定食春秋(その 310)ドカン鉄板焼

JR新宿駅の東口を出たら、椎名林檎の城である歌舞伎町を目前に地下に潜るとサブナード地下街に着く。西武新宿駅ユーザーにはお馴染みだろう。で、その一角にひっそりと、無論ひっそりというのは私の心象風景だが、昔ながらの洋食屋・バンビがたたずんでいる…