2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧
昔ながらのラーメンというと、鶏がら醤油スープで、ナルトやほうれん草がのった正調しょうゆラーメンが浮かぶ。地域性もあろうけど、いわゆるチャルメラの味です。 ところが、昔ながらのカレーライスとなると、該当するものがない。野菜はじゃがいも、玉ねぎ…
カップそば・うどんは、赤いきつね/緑のたぬき派とどん兵衛派に大分される。それはきのこの山vsたけのこの里ほど苛烈ではないけど、どの店でも棚を争っている。 そばは緑のたぬき、うどんはどん兵衛が好きだけど、コンビニで買うと赤いきつねのお揚げが2枚…
人間不思議なもので落ち込むことがあると食欲がなくなる。医食同源、当たり前かもしれないけど、食べても食べなくてもいいや、なんて心もちでは食材に失礼である。 お酒は比較的スウっと入るけど、栄養にならないし、肝臓によろしくない。インゼリーや一日満…
そういえば,小麦の味ってどんなだろう。米ならば、白米をよく噛むと甘みが出てくるけど、小麦粉はかなり細かな粒子にしてから加工されるので、少しわかりづらい。 それでも、全粒粉のパンは風味があるし、デュラムセモリナを用いたパスタも然り。精白された…
壁に耳あり障子に目あり。秘密はとかく漏れやすいという比喩的な表現で、壁から耳が生えているビジュアルが浮かぶ。耳というのは、意外とややこしい形状である。 音の種類、大きさ、方向を判別するためだけど、複雑にシワが入り、形状も人それぞれ。あれだけ…
印僑のカレー屋さんにはテンプレがある。看板やメニュー、店のつくりなど、どことなく共通点がみられ、在日インド人組合あたりがプロデュースしているのだろうか。 聞けばネパール人が経営していることも多いとか。自分が海外で日本料理店を出すと考えれば、…
旅先では景色もご馳走である。呼吸ですら非日常であり、静かな高揚感が持続する。かわいい子には旅をさせろとはよくいったもので、いくつになっても旅は人を磨く。 その場合、自宅からの距離よりも、心理的にハレを味わえるほうが旅のよさが出る。ホテルに引…
土鍋がピンチとの記事を読み、うーんと唸る。土を捏ねて焼くだけでしょ、なんて小学生の図工の知識で止まっているけど、実はレアメタルが使われているらしい。 なんでも、ベタライトと呼ばれる鉱石を混ぜると耐熱性に優れた強い土鍋に仕上がるのだとか。しか…
朝食が似合うメニューがある。トースト、ハムエッグ、グラノーラなどが代表格。納豆も朝食派は多いけど、実は夜に食べたほうが血液サラサラ効果が期待できるとか。 ベーコンも、朝食が似合うと思う。もちろん、厚切りベーコンにマスタードなんてのはビールの…
かき揚げは温野菜サラダである。玉葱、人参などを小麦粉でまとめて、油でカラリと揚げるわけで、レンチンした温野菜にドレッシングをかけるのと本質は変わらない。 多少油をとりすぎにはなるけど、体を冷やさないという観点からも、世のオジサンたちの理解は…
チーズが食卓でポピュラーになったのは、いつ頃だろう。昭和50年代の記憶では、6Pチーズやスライスチーズをたまに食べるくらいで、冷蔵庫に常備はなかった。 牛肉自由化の前後、マクドナルドがまだ高嶺の花で、いつかマックで誕生日パーティーをするのが夢だ…
松屋の朝定食は、ソーセージエッグや豚汁など魅力的なラインナップで、ここぞと気合いを入れたいときに活用している。足りない頭なら、せめて栄養満点であらねば。 朝定食の選べる小鉢はミニ牛皿、とろろ、納豆、冷奴の4種から選べるのだけど、牛皿以外の選…
猛暑の影響は、ヒトのカラダだけでなく、農作物にも押し寄せている。身近なところでいうと、春菊の不作のため、立ち食いそば店では休止を余儀なくされたところも。 本日の朝食はめとろ庵。ミニ丼とミニそばの朝食セットにを目論んでいたけど、券売機に春菊天…
担々麺の定義とは。そう聞かれるとわかっているようで戸惑う。欠くことができないのは、辛みか、胡麻ペーストか、はたまた肉そぼろか。海原雄山ばりに自分に問う。 典型的なのは、細めのストレート麺で、具材は肉そぼろと青梗菜、辛みのある醤油スープを胡麻…
未来の食事に憧れた。のび太が食べた22世紀のお菓子、アムロが食べた謎の青いペーストなど、幼い頃にみたアニメでは未来は地続きであり、ワクワクしたものです。 inゼリー、カロリーメイトなどの栄養機能食品や、各種サプリなど合理的に栄養をとれるモノは増…
街角のそば屋でラーメンを食べるのが好きだった。背脂だのWスープだの、そういった進化とは縁のない、素朴な醤油ラーメンが、歳をとった胃にちょうどよいのだ。 「だった」と書いたのは、ラーメンを出す街そば屋さんが減ったからである。それでも立ち食い系…
バーベキューという言葉を知ったのは、サッポロポテトバーベQ味である。かっぱえびせんの姉妹品のサッポロポテトに、チキンやビーフのエキスを練り込んである。 独特の形状は、炭火で網焼きにしたイメージなのだろう。幼いころは、これがバーベQの味なのだ…
ご飯のお供は何がいいか、との議論は尽きない。いくら、明太子、鶏卵などの卵軍、のりたま、ゆかり、味道楽などのふりかけ軍、ストレートに各種のおかず軍もある。 もちろん育ってきた環境が違うから、千差万別でよいのだ。ここで「白米はそのままがおいしい…
ふと気づけば、ウイダーinゼリーがいつのまにか inゼリーになっている。調べると2018年からというから、ずいぶん前のこと。その間、気づかなかったのも何だな。 もともと森永の独自開発だけど、米国のボディビル関連のウイダー社と提携していたので、ブラン…
麻婆豆腐はおいしい。ひき肉の旨み、豆腐の甘みをピリ辛の餡がまとめ上げ、ごはんのお供としてかなり優秀である。しかし、改めて麻婆ってどういう意味なんだろう。 麻とは、中国語で顔にできる天然痘の傷あと、あばたのことをさす。あばたのある陳お婆さんが…
どうして期間限定商品にひかれるのだろうか。人気商品になると、行列したり、何軒も探したり、最近では転売屋問題もある。日本人の気質といえば、そんな気もする。 運よく手に入れてお気に入りになったとしても、期間が過ぎれば手に入らないのだ。特に嗜好品…
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン。いつの間かコンビニは三国時代になっている。デイリーヤマザキ、セイコーマート、ミニストップなどもあるけどね。 正直、私にとってどこも大差なく、通り道にあるので「便利だから」という、コンビニの原点のよ…
結婚するまで、ほとんど料理をしてこなかった。一人暮らしのころ自炊といえば、鍋から食べるサッポロ一番塩ラーメン、醤油と味醂の炊き込みご飯など、悲惨だった。 結婚を機にコンビニで買った500円の料理本。調理器具の使い方や手入れ法、下ごしらえや保存…
きのこ。漢字だと木の子なんて書くけど植物ではなく菌類である。木だけでなく、動物のフンや死骸からも生えてくるけど、最近は栽培物が多く、安定して供給される。 さて、食欲の秋なので、なんとなくきのこ料理をつくる。つい松茸のハイシーズンに引っ張られ…
鶏料理で一番好きなのはささみの唐揚げである。子どもの頃、唐揚げといえばささみだった。少しパサついたささみが衣で包まれ、醤油を垂らすと非常においしかった。 両親が鶏を好きでなかったこともあるし、節約料理だったのかもしれない。しかし、刷り込みと…
昭和の頃と比べ、野菜はおいしくなった。テレビをみても、ふた言目には生で食べて「甘〜い」「みずみずし〜い」と叫んでおり、品種改良や栽培の工夫に頭が下がる。 特にピーマン、ほうれん草、春菊などの緑黄色野菜は進化が早い。幼い頃に悶絶したエグみや苦…
立ち食いそばが好きである。気軽にふらっと立ち寄り、気分に合わせて季節ごとのメニューを楽しむ。店ごとに、食券や現金払など作法が異なるのがドキドキするけど。 しかし、最近は純粋な立ち食いは少なくなり、スツールやテーブル席を揃えている店が多い。そ…
少し前に、外国人YouTuberが日本の飲食チェーンを腐す記事を読んで、複雑な気持ちになった。舌が合わないことと、おいしくないということはまったく別物だろう。 育ってきた食環境が違うから、好みが分かれるのは当たり前である。チェーン店は、好みはともあ…
関東と関西の食文化の違いは大きい。硬水と軟水、武家と公家、血縁と地縁。さまざまに対比されるけど、原因は複合的であり、関ヶ原あたりが境界線なのも面白い。 そんな違いの1つが「肉」。肉じゃがやカレーに入る肉が、一般に関東では豚、関西では牛なのだ…
ソ連からロシアになる頃、ペレストロイカだの、グラスノスチだの、ロシア語をよく耳にした。隣国なのに東西に広いこともあって、ウクライナ戦争は遥か遠く感じる。 プーチンだって来日した頃は、柔道好きで安倍首相との関係もよかったので、かなり歓迎ムード…