風変わりなメニューに目を奪われる。「ハンバーグ」「伝統」「中華」で三題噺を考えろと言われ、何も浮かばなかったかのような文字列を、一期一会の思いでお試し。
ハンバーグと注文したものの、滑舌が悪いのか、滅多に注文がないのか、担担麺?と聞き直される。いやいや、ハンバーグで。指差し点呼のうえ、厨房に注文が通る。
待っているあいだ調べてみると、中華ハンバーグというメニューはそれなりにあるようで、クックパッドのレシピがチラホラ。要は中華あんがかかったハンバーグだな。
楽しみに待てば、拳大のハンバーグがやってくる。あんかけソースを舐めてみれば、オイスターソースと八角の香り。青梗菜にまぶせば、いくらでも食べられそう。
ベジファーストでキャベツを喰み、青梗菜をやっつけたところで、いよいよハンバーグ。箸で割ればやわらかく、口に入れればふわふわにほどけ、ごはんが進みますね。
ハンバーグのどこかに、カップヌードルのエビ的な歯ごたえを感じたけど、中をみても長ネギしか見当たらない。不思議に思うも、とろみあんのおいしさに夢中です。
ハンバーグの醍醐味に、焦げ目カリカリ、肉汁ジュワーもあるけれど、方向性は違えどこれはこれであり。ごはんが足りなくなるのは、オジサンとしては珍しいですよ。
平たい肉だんごと思いきや、全く方向性の異なる中華伝統ハンバーグ。すっかり気に入りました。いろいろ大変であろう、ハンバーグ師匠にも食べさせてあげたい。
ごちそうさまでした。ハンバーグ!