今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 652)中華伝統ハンバーグ定食

 

風変わりなメニューに目を奪われる。「ハンバーグ」「伝統」「中華」で三題噺を考えろと言われ、何も浮かばなかったかのような文字列を、一期一会の思いでお試し。

 

ハンバーグと注文したものの、滑舌が悪いのか、滅多に注文がないのか、担担麺?と聞き直される。いやいや、ハンバーグで。指差し点呼のうえ、厨房に注文が通る。

 

待っているあいだ調べてみると、中華ハンバーグというメニューはそれなりにあるようで、クックパッドのレシピがチラホラ。要は中華あんがかかったハンバーグだな。

 

楽しみに待てば、拳大のハンバーグがやってくる。あんかけソースを舐めてみれば、オイスターソースと八角の香り。青梗菜にまぶせば、いくらでも食べられそう。

 

ベジファーストでキャベツを喰み、青梗菜をやっつけたところで、いよいよハンバーグ。箸で割ればやわらかく、口に入れればふわふわにほどけ、ごはんが進みますね。

 

ハンバーグのどこかに、カップヌードルのエビ的な歯ごたえを感じたけど、中をみても長ネギしか見当たらない。不思議に思うも、とろみあんのおいしさに夢中です。

 

ハンバーグの醍醐味に、焦げ目カリカリ、肉汁ジュワーもあるけれど、方向性は違えどこれはこれであり。ごはんが足りなくなるのは、オジサンとしては珍しいですよ。

 

平たい肉だんごと思いきや、全く方向性の異なる中華伝統ハンバーグ。すっかり気に入りました。いろいろ大変であろう、ハンバーグ師匠にも食べさせてあげたい。

 

ごちそうさまでした。ハンバーグ!