2020-01-01から1年間の記事一覧
歳末の買い出しに、混みださないうちに朝の新宿へと。電器屋の開店時間まで、かのや西口店で腹ごしらえ。シンプルな、たぬきうどんをポチリ。看板に「讃岐うどん」とあるけれど、うどんのダシは関西風とか。「大阪のダシとは程遠い」なんて食べログのレビュ…
ワンタンを家で食べることは少ない。餃子、焼売あたりと比べると、インパクトに欠けるからか、「今日の晩ごはんはワンタンよ」とはならない。三角の皮に肉や魚介の餡が挟まれる。餃子の皮より薄く、はかないから、スープに入れるとハラハラ舞い散る印象。お…
昼下がりの蕎麦処。年越しそばの注文書が掲げられていて、もう年末なのだと思い知る。いつも通り気忙しく、でもステイホームの特別な年末。日曜の夕方は、晩ごはんを用意しながら観るともなしにテレビを点けている。探偵ナイトスクープから相葉マナブへとチ…
肉うどんはおいしい。甘辛く炊いた肉を、うどんとともにすするのが楽しい。何度か自分でつくったけど、思い切りが足りないのか味つけが弱い。買い物中、精肉コーナーを眺めていると、プルコギ用の牛肉と目が合う。これだ! 頓悟、福音、覚醒。形容はともあれ…
昔ながらの醤油ラーメンを食べようと思うと、どこに行くものか逡巡する。ラーメン専門店ではなく、意外にそば屋、中華屋などが狙い目である。鶏がらダシの澄んだスープ、黄色い縮れ麺、メンマ、チャーシュー、ナルト、ネギのシンプルな盛りつけ。複雑に進化…
とんこつラーメンが食べたい。といっても、横浜家系ラーメン、喜多方ラーメン、和歌山ラーメンなどいろいろある。なんならスガキヤもとんこつです。博多とんこつラーメンが食べたい。こういえば、店は絞られます。都内なら長浜や、一蘭、一風堂、博多天神な…
赤いきつねと緑のたぬきなら、赤いきつね派。それなのに、立ち食いそばでは圧倒的にたぬき派。今朝は気分を変えて「きつねそば」を食べよう。マルちゃんなら赤でも緑でもなく「紺のきつね」ですね。でも、大阪ではきつねは揚げの乗ったうどん、たぬきは揚げ…
カモというと、カルガモ一家の引越といったほのぼの風景が浮かぶ。そのほか囮猟に引っかかりやすいので、騙されやすい人の例えにも使われる。そうそう「カモがネギを背負ってくる」も忘れてはならない。ことわざの根底には、カモとネギの相性のよさがあるわ…
天ぷらやトンカツは上品を突き詰めると塩で食べ始める。なんなら刺し身も塩で食べちゃう。主張しないぶん、素材の味がわかるのかもしれない。味噌や醤油のように発酵を経ていないので、味がシンプルだからかな。でも、塩分過多が気になるお年頃なので、なん…
肉野菜炒めって家庭料理風だけど、実家で食べたことがない。多種の野菜を少しずつ刻み、高火力で炒める手順は、家庭料理には向かないかも。すると、肉野菜炒めをはじめて食べたのはいつだろうか。高校の頃に野菜など選ぶわけもなく、大学に入ってから、餃子…
当然ながら、そばは茹でたてがおいしいし、天ぷらは揚げたてがおいしい。立ち食いそば界隈では「運がよければ」茹でたて、揚げたてに与れる。朝イチでなければ、温め直したそばに、揚げおきの天ぷらが基本で、そのぶんお値打ち。しかし、そんな立ち食いの常…
コンビニ、牛丼屋、立ち食いそばの選択は通勤動線にあることが優先される。店ごとの個性はあるけど、わざわざ立ち寄る動機づけにはちと弱い。ローソン、すき家、富士そばあたりが正にそれ。行動半径で、目につくところにない。で、休日の散歩中にすき家をみ…
幼いころ、身欠きにしんのことを、磨きにしんだと思っていた。少しテカッているし、なんらかの手段で磨き上げられたんだろうな、という誤解。そう、駐車場は謎の月極(げっきょく)コンツェルンが仕切っていたし、ハロー警報、台風一家、透明高速など、数多…
思い出の味がある。おいしい、おいしくないではなく、ひと口食べると昔が鮮やかに蘇るひと品。若いころ、丈夫な胃でやたらがっついた思い出。お袋の味というのも、まあそうなんだろうけど、家を離れて初めて知るジャンクな味や、居酒屋メニューなんてのは、…
どうやら、ベーコンが食べたいとき、なか卯に来ている。燻製の香り、程よい塩味、脂の旨味、カリカリの食感。たまに食べないと落ち着かない。ソーセージならば、やよい軒や松屋の朝定にあるけど、ベーコンを採用したのはなか卯の慧眼、密かなヒット作と思う…
起き抜けから胃がムカムカする。そんなときは迎え酒〜なんてできないので、朝ごはんで胃を鎮めよう。お値打ちで、簡単で、できれば近いトコ。おや、人気のうどん店が開店時間を早めている。先客は1人のみだし、これ幸いと滑りこむ。油ものは受けつけないか…
淡麗、清純、爽やか! 昭和のアイドルのような謳い文句で、メニューに踊る酸辣麺。サンラーメンってあまりピンと来ないけど、ものの試しに。調べてみれば、酢の酸味と唐辛子や胡椒の辛味を兼ね備えた四川料理の酸辣湯(サンラータン)がもともとあって、日本…
名古屋名物、きしめん。平ったいうどんといえばそこまでですが、群馬のひもかわ、岡山のしのうどんなど、地元で愛される麺はどれも美しい。都内ではあまりみかけませんが、なぜか富士そばの券売機で発見。店ごとの裁量が大きいチェーンだから、隈なくメニュ…
水と安全はタダであるという神話。なんなら松屋の味噌汁もタダである。はたしてそうだろうか、水も安全も、税金で賄われているにすぎない。ならば松屋の味噌汁だって「値段に入っている」にすぎないのではないか。吉野家に来て、牛丼を注文し、脇をかためる…
カレーが食べたい。CoCo壱、レストラン、定食屋、印僑の店。いろいろ思い浮かぶけど、ふと通りかかった「松のや」にカレーメニューを発見。へえ、カツカレーで 650 円はお値打ちではないか。安心、安定の松屋グループだし、ひとつ試してみようと、食券をポチ…
久しぶりにガッツリお昼が食べたい。炭水化物に撃たれて眠りたい。そんなときは、半チャンラーメン。アラフィフにはキツめのメニューですね。神保町のさぶちゃんが発祥とされる、半チャンラーメン。学生街らしく、若者のオナカを鷲掴みにしてきた半チャーハ…
第7世代は三角食べをしないらしい。昭和の給食では、パン、おかず、牛乳を三角形を描くように順序立てて食べていたのが、夢まぼろしの如く。ふとフィル・ジャクソン麾下のブルズやレイカーズが、トライアングルオフェンスで全盛期を築いたことを思う。古い …
最近よく見かける小型の食券機は、細かな活字だけで選ばなければならない。千円札を入れてメニューを見るも、よい考えが浮かばなくて焦る。幸い後ろに並ぶお客さんはいないので、とりあえずかけそばを押して、トッピングに春菊天を追加する。揚げ物は、基本…
ふと、カレー南ばんが恋しくなる。カレーの辛みとツユの熱気でダブルで温まりたい。そう思うと矢も盾もたまらず、足は自然とおそば屋さんへ。メニューもみずにカレー南ばんを頼むと、おそばでよろしいですか?との確認が。心揺れるも、今日の腹具合では、う…
揚げたての鶏の唐揚げをハフハフと頬張り、ゴクリと喉を鳴らしてビールを飲む。オジサンの極楽至極ですが、子どもの頃はどうだったろうか。唐揚げは、主にご飯のお供として、晩ごはんやお弁当における活躍が主だったと思う。揚げたてではなく、常温で食べる…
買い物前に腹ごしらえしようと、新宿西口かのやを訪問する。イスはあるけど、いわゆる立ち食い系の名店で、ブランチタイムに客足が絶えない。こちらのウリは、生そばか讃岐うどんを選べること。かつおのきいた濃口に泳ぐそば、昆布の香りの薄口に泳ぐうどん…
どうして山に登るのか?そこに山があるからだ。登山家のマロリーの言葉で、どこか哲学的に聞こえますが、Wiki をみると誤訳とされてます。Why did you want to climb Mount Everest?Because it's there.原文を読むと、エベレスト限定の話なんですね。つまり…
お目当ての店が臨時休業で、行き場をなくしたラーメン腹が叫びます。脳内地図を検索して、候補のなかから一番近い店を選択、早足で向かう。なんでもいいや、なんて日もあれば、朝からラーメン一択です!なんて日もある。今日はできれば麺類、あわよくばラー…
大前研一曰く、自分を変えるには「時間配分、住む場所、付き合う人」のどれかを変えることが必要で「決意を新たにする」のが一番無駄らしい。この言葉を胸に刻んでから数年。何ひとつ変わっていないことに気づく。まあ、小心者で、そこそこ勤勉で、野心のな…
深川丼には、アサリの炊き込みタイプと、アサリ汁ぶっかけタイプがある。今は高層マンションが立つ江東区で、かつてアサリがとれたんだな。駅弁などでは前者をよくみるけど、下町名物すなわち東京名物と思いありがたく食べている。この店がどちらのタイプか…