今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

麺喰らう(その 124)黒胡麻担担麺

ジャスミン茶やルイボス茶を出すラーメン屋はおいしい。全くの独断ですが、そんな気がしません? 例外もあろうけど、傾向として。で、はじめてのこちらのお店。会社帰りに通りかかって、いつもすいてるなぁと眺めたことはあるものの、ほう、ランチタイムは満…

麺喰らう(その 123)ざる中華

ランチタイムにふらふら彷徨うと、いつも混み合っている立ち食い中華そば屋さんがすいている。休み時間の教室が一瞬静かになるような、凪の時間かな。ちなみに、地元ではその静寂を「悪魔が通った」なんて言ってました。今日は中華そばではなく、涼を求めて…

麺喰らう(その 122)シーフードヌードル

四十代も半ばになると、あまりカップ麺を食べなくなる。飲み会帰りに、習慣でついついコンビニで買うんだけど、積ん読よろしく買っただけで満足。家族の非常食として役に立っているようだけどネ。さて、久しぶりにいただく一杯は吟味のすえにシーフードヌー…

麺喰らう(その 121)自家製 焼きそば

正しい焼きそばの具って何だろう。豚コマ、もやし、キャベツあたりは欠かせない。青ノリや紅ショウガはトッピングというべきで、いわゆる具とは違う気がする。これがラーメンなら、メンマだ、ナルトだ、チャーシューだとひと悶着するところです。でも、焼き…

定食春秋(その 67)うな重(蒲焼、白焼)

先日、いいうなぎを食べてしまった。口が贅沢になったらどうしよう、なんて思いながら、ついつい食べてしまった。いいオトナだからそんなにオドオドすることもないんだけど、お祝いごとでもないのに、豪勢なものを食べるということに、良心の呵責を覚える。…

定食春秋(その 66)豚汁定食+地卵

豚汁、一本槍。潔いといえばそうだし、選択と集中といえばそうだろう。選択の余地は、大盛りか否か。あるいはノリや卵を追加するか。腹具合とも相談のうえ、普通盛りを頼むと、ワンオペの店長が手際よく準備を始める。カウンターなので、調理、下膳、レジ、…

麺喰らう(その 120)煮干しつけ蕎麦(冷)

何度でもいうけど、富士そばは店舗ごとのオリジナルメニューが侮れない。やがてグランドメニューになるものもあれば、店舗限定のまま消えゆくものもある。栄枯盛衰。諸行無常。そのなかでも煮干しラーメンは、いくつか店舗数を増やしつつ安定した人気のよう…

麺喰らう(その 119)冷し三色そば

こちらの夏の冷やしメニューは、たぬき、きつね、山菜の3種類。うーん、悩んじゃうな〜全部捨てがたい、なんて優柔不断なオジさん向けに三色そばが用意されてます。待つことしばし、グラスに入ったそば湯を従えて、やってきました三色そば。決して三色では…

麺喰らう(その 118)冷やしむじなそば

冷やしそばは、店ごとのクセが強い。ツユ、具材、器。温そばからの類推でははかれない変わり身を見せる。男子三日会わざれば刮目してみよ、あるいは夏の日の 1993 と言ってもいいだろう。さて、こちらの冷やしはどれも四桁、強気の価格設定。充実ゆえか、あ…

定食春秋(その 65)牛丼並、玉子、味噌汁、お新香

学生時代、牛丼といえば吉野家の並でした。ちょっと財布に余裕があれば、並、玉子、味噌汁で 500 円。それが何より贅沢だったナ。考えてみれば牛肉自由化してから、そんなに経ってなかったんだな、あの頃。さて、そんな郷愁も込みで朝の吉野家へ。定食類も増…

麺喰らう(その 117)旨辛ラーメン

ジャンクフードの定義はともあれ、たまに、ジャンクにまみれたいことがある。マック、ケンタ、ポテチ。若いころは、これにコーラでもあれば1日過ごせたもんだとしみじみ。胃が小さくなったし、油に弱くなった。財布に小金が入っていても、老化には抗えない…

麺喰らう(その 116)王様中華そば

何を食べようか、そんなランチタイム。決めかねつつもラーメンという方向性だけは一致。いや、ひとりだから一致というと語弊があるけど、まあ自分のなかで心身が一致。で、券売機を見れば「王様中華そば」の文字が目に飛び込んでくる。いつもなら特製か、辛…

麺喰らう(その 115)ばくだんそば

かやく、漢字で書くと加薬。かやくご飯なんていうように、ようは薬味、具材です。で、ばくだんそば。なんでそんな物騒な名前なのかと調べれば、かやくが沢山だから、とトンチのような答え。ホントかな、でもそうだと楽しいな。さて、今日のばくだんの材料は…

定食春秋(その 64)ねぎとろ丼

ねぎとろというと、葱とマグロのトロだからだろう? なんて思ってました。たぶん、大学生くらいまで。そもそも、トロの味もロクに知らなかったし。実のところは、マグロの骨から赤身をスプーンなどで「ねぎ取る」からネギトロなんだとか。ホントかね、ねぎ取…

定食春秋(その 63)ツナハンバーグ定食

ハンバーグの定義ってどうなんでしょう。挽き肉を成形して、こんがり焼いた料理といえば、まあそうなんだろうけど。亜流なら煮込みハンバーグもあるし、ホニャララバーガーとか言えば、きんぴらバーガーとか、アレはどういうポジションなんだろう。ともあれ…

麺喰らう(その 114)たぬきそば+生卵

しこたま飲んだ次の日は、汁物が恋しくなる。四十代も後半に入ると、もはや〆ラーメンが入るような胃袋の頑健さはない。アルコール分解で使われた血糖の補給は翌朝。家を出る前は、まだそのときではない。まだまだ胃がムカムカしてるからネ。そして、通勤途…

麺喰らう(その 113)しょうゆラーメン

健康のために散歩するのに、ストレスがたまっているときはついつい憂き世の由無し事が頭に浮かぶ。 花を愛で、鳥の囀りを聴き、風を感じていればいいものを。 そんなときは携帯ラジオを聴きながら散歩する。iTunes の曲はすっかり聴きなれていて刺激が少な…

定食春秋(その 62)冷やしロースかつ茶漬け

「いいかい、学生さん。トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。それが人間えらすぎもしない 貧乏すぎもしない、ちょうど いいくらいって とこなんだ。」美味しんぼにしては珍しい名言にもある通り、トンカツというの日常ではなく、ややハ…

麺喰らう(その 112)二色もりそば

田舎と更科。そばにも派閥はある。殻のほうまで一緒に挽いた田舎そばは、風味が強くワイルド。いっぽう更科は、そばの実の中心でいわば大吟醸、繊細なイメージ。スーパーで売られていた、黒っぽいゆで麺=そばだと思って育ったので、いまだに田舎そばが好き…

定食春秋(その 61)煮込みハンバーグランチ

なんとなくコーヒーが飲みたくて、ドリンクサービスのつくお店へと。すると入り口にアド街ック天国で紹介されましたの看板が。いやー、テレビ全盛期を知ってるオジさんとしては、テレビで紹介された、のフレーズには弱い。とことん弱い。なんか、権威づけさ…

定食春秋(その 60)チャーハン

たまに食べるのが面倒くさいランチタイムがある。食欲不振というよりも、あれこれ組み立てを考えて食べ進めるのが面倒くさい。定食ならオカズとご飯の進み具合を調整したり、ラーメンなら具を食べるタイミングを考えねばならない。そう、カレーですら、ソー…

麺喰らう(その 111)ウインナーそば

出遅れたお昼休み。狙いを定めた店はすでに満席で、ふらふらと街を歩く。ふとみれば、狭い間口の立ち食いそば屋さんに空き席があるので、吸い込まれるように暖簾をくぐる。立ち食いと書いたけど、テーブルやイスもあるので、正確にはセルフそば屋さんなのか…

麺喰らう(その 110)ゆきラーメン

ひと口に雪と言っても、思い浮かべるところは人それぞれ。北陸では水っぽいボタ雪が降ることが多いし、北海道ではサラサラしたパウダースノーが降るらしい。なんでこんなことを言い出したかといえば、こちらの「ゆきラーメン」に積もる雪はどんなものかと思…

麺喰らう(その 109)醤油ラーメン+野菜かき揚げ

梅もとはいわゆる立ち食いそば屋だけど、レギュラーメニューにラーメンがある。とりたてて尖ったところはない、シンプルな醤油ラーメン。普段は横目に見ながら出勤するものの、今日に限って、朝っぱらからラーメン食べたい、なんて矢野顕子ばりのパッション…

麺喰らう(その 108)中華ソバ

住宅街の蕎麦屋さん。駐車場もなく、ご近所さんや出前で回っているような蕎麦屋さん。スキ(五郎丸風に)。勤務先の近くは、学生が多いからか、代替わりに失敗したのか、個人経営の蕎麦屋さんがどんどんなくなっていく。嘆かわしい。出前用のカブが軒先に置…

定食春秋(その 59)チャーハン+餃子

あなたの食卓でありたい、松屋♩店内で繰り返し流れる通り、松屋フーズは牛めしだけでなくトンカツ、カレー、ステーキなど多角的に展開している。そんな松屋の中華ブランド、松軒。サンバでも踊り出しそうな名前ですが、見たところいつも混み合ってるし、チェ…

麺喰らう(その 107)火山ラーメン

券売機の順番を待つあいだ、チラチラとメニューを覗きみていると「火山ラーメン」の名が。うん、今日はコレにしよう。はっきりいって、胃腸の調子とか、気候とか、まったく考えずに決めました。一目ぼれ? 名前負け? なんというか、その場の勢いです。さて…

定食春秋(その 58)マウンテン丼

なんだか海鮮腹の目覚め。朝イチでなか卯の漬けまぐろ鉄火丼ミニを食べたものの、かえって海鮮欲が高まる。ランチタイムも海鮮を求めて街をさまよう。店頭の「ネタ山盛り2倍」の謳い文句に誘われ、ふらふらと入店。マウンテン丼を頼む。そもそも、何比でネ…

麺喰らう(その 106)岩のりそば

新宿の立ち食いそば、かのや。スツールがあるから正確には立ち食いではないけど、まあ、そっちのジャンルの名店です。うどんは関西風、そばは関東風のダシで供され、圧倒的なクオリティと、お値打ちな価格設定で私の心を盗みおった、ルパンのような店です。…

麺喰らう(その 105)冷やしムジナそば

冷やしそばを選ぶにあたり、たぬきか、きつねか悩むのはいつものこと。たぬきもきつねも要は油っ気なんだけど、どちらも個性的で捨てがたい。ゆえに両者相乗りのムジナがお品書きにあれば必ずそれを頼む。きつね、たぬき単体より大体 50〜100 円お高いお値段…