今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

2023-01-01から1年間の記事一覧

しばらくお休みします

もともと心が強いほうではなく、何もしないができないタチで、よしなしごとを考えてしまい、自分を追いつめるクセがある。 それではいかんとブログをはじめて、スキマ時間を文章を書いて埋めてきました。それなりに読んでいただけてありがたい。 しかし母親…

麺喰らう(その 965)天津麺

外食をしない家で育ったけど、高校生ともなると土曜の部活前に付き合いで外食するようになった。母のつくる弁当でもいいんだけど、友だちを優先する時期だよね。 あのころ初めて食べたものといえば、豚骨ラーメン、吉野家、カツ丼、チャーハンなど、若い胃に…

麺喰らう(その 964)天ぷらそば in 豊しま

野菜のかき揚げは温野菜サラダである。熱の入った玉ねぎや人参に油をまとわせるのだから、間違いなく温野菜サラダである。家人にそう主張したところ苦笑いされた。 それならコロッケだって立派な温野菜サラダであろう、との見解には一定承服せざるをえない。…

麺喰らう(その 963)にしんそば

配膳には、ルールがある。ごはんが手前の左、汁物が右、奥の左から副菜、副々菜、主菜と置かれる。ローカルルールはあるけど、わが国の左上位の思想が表れている。 なんなら魚の頭も左に向けるほど、考え方は通底されている。しかし、麺類や丼ぶりものには明…

麺喰らう(その 962)カレー南蛮そば in 相州そば at 二俣川

しばらく足しげく横浜に通っていたけど、いろいろひと段落がついた。見慣れない朝ごはんも楽しかったな、最後はどれにしようかな、と考えながら横浜に向かう。 先日は相鉄横浜駅の星のうどんを食べたので、本日は相鉄二俣川駅の相州そばにしよう。新メニュー…

定食春秋(その 640)チャーハン&焼き餃子

ラーメン店でランチを食べるとき、お腹具合によってサイドメニューに半チャーハンか餃子を追加する。いずれとも相性はバッチリで、約束された幸福が得られるのだ。 ふと、チャーハンと餃子の組み合わせはどうだろうと思いつく。それぞれ単品としても主役をは…

麺喰らう(その 961)醤油味玉らーめん

ラーメンに限らず、丼ぶり1つで完結する食事は栄養バランスに欠け、炭水化物過多で野菜不足になりがちである。麺類だと、さらに塩分取りすぎに注意が必要である。 だがしかし、悪いのはスープを飲む自分であり、当たり前だがラーメンに罪はない。もやしをト…

定食春秋(その 639)ハムサンド

サンドイッチなんて、食パンにバター塗って、具材を挟むだけでしょう?なんて思うけど、いざつくると水分が出たりしてうまくつくれない。シンプルなだけに難しい。 おにぎりなんかも、力づくで握るとみっちりして食べにくいし、理屈だけではなく、経験って大…

麺喰らう(その 960)味玉ら〜めん

本来ランチタイムは楽しみである。労働からしばし解放され、気候や腹具合、懐具合とも相談しつつ狙いを定める。しかし、疲れているとそんなことすら億劫となる。 そんなとき誰かがメニューを決めてくれるとありがたい。フジテレビのちいかわ占いでもいいし、…

定食春秋(その 638)豚汁朝定食 with 生玉子 in 松屋

朝から元気を出したい、そんなときはガツンと食べるのが一番です。少し肌寒い朝なので、何より信頼している松屋の豚汁朝定食を牛皿で、かつ生玉子もつけてしまう。 通勤動線で導きうるベストアンサーに自己満足しつつ食券を買う。熱いお茶を淹れ、席について…

麺喰らう(その 959)特みそこってりらーめん

ランチの基準はいくらだろうか。麺類の単品なら600〜700円、定食ならば700〜800円が相場であった気がする。しかし、昨今のインフレでそうもいかなくなった。 なじみのメニューを頼んでも、時に1000円を超えてくるご時世なのである。緩やかなデフレに慣れきっ…

麺喰らう(その 958)ジャンボちくたま天そば in めとろ庵

立ち食いそばの季節メニューは、旬の素材を用いていることが多い。春はタケノコ、夏はアジ、秋はキノコ、冬はカキあたり。ところが、今回のめとろ庵はちくたま天。 ちくわに旬があるならば、原料の白身魚の都合だろうけど、秋ではない気がする。玉子の価格が…

定食春秋(その 637)ひれかつ定食

毀誉褒貶あるけど、美味しんぼは名作である。バブルで浮かれたグルメに喝を入れつつ、豊かな食文化の素晴らしさを教えてくれた。残念なのは、思想に走ることかな。 そんな美味しんぼといえば「馬鹿どもに車を与えるな」「山岡さんの鮎はカスや」「しゃっきり…

麺喰らう(その 957)ばかしあいうどん in 星のうどん at 横浜

揚げ玉=たぬき お揚げ=きつね その前提で、両者が同じ丼ぶりをいろどるときは、むじなと呼ばれることが多い。 立ち食いそば界隈では、たんにきつね+たぬき扱いのこともあるけど、小諸そばではウズラの玉子も加え「月夜のばかしそば」なんて小洒落た料理を…

麺喰らう(その 956)中華そば

いきなりだけど、いわゆる「お袋の味」に興味がない。やはりウエットな響きで、決して「ママンの味と違う」なんて思わない。外食の刺激こそ、食の幅を広げてくれた。 こんな言い方はなんだけど、母親の手料理は空気のようなもので、あって当たり前のように感…

麺喰らう(その 955)かき玉そば

月見そばを食べるにあたり、「いつ玉子を食べるか」問題がつきまとう。えっ、そんなこと考えたこともない、という方もいるだろうけど、これは根が深い課題である。 黄身を満月、白身を白雲に見立て、最後まで月見を楽しむ人もいれば、さっさとかき混ぜて全体…

定食春秋(その 636)豚角煮入りレタス炒飯

魚や卵を生で食べる。日本人なら当たり前の感覚だけど、海外からみれば風変わりな食習慣である。寿司ブームもあって、さすがにクレイジージャパンとは言われまい。 一方おとなりの中国は「冷たいものを食べない」文化らしく、基本的に何でも火を通す。日本の…

定食春秋(その 635)カレーライス

昔ながらのラーメンというと、鶏がら醤油スープで、ナルトやほうれん草がのった正調しょうゆラーメンが浮かぶ。地域性もあろうけど、いわゆるチャルメラの味です。 ところが、昔ながらのカレーライスとなると、該当するものがない。野菜はじゃがいも、玉ねぎ…

麺喰らう(その 954)むじなそば(緑のたぬき with どん兵衛)

カップそば・うどんは、赤いきつね/緑のたぬき派とどん兵衛派に大分される。それはきのこの山vsたけのこの里ほど苛烈ではないけど、どの店でも棚を争っている。 そばは緑のたぬき、うどんはどん兵衛が好きだけど、コンビニで買うと赤いきつねのお揚げが2枚…

定食春秋(その 634)マグロ・カンパチ丼

人間不思議なもので落ち込むことがあると食欲がなくなる。医食同源、当たり前かもしれないけど、食べても食べなくてもいいや、なんて心もちでは食材に失礼である。 お酒は比較的スウっと入るけど、栄養にならないし、肝臓によろしくない。インゼリーや一日満…

麺喰らう(その 953)つけ麺

そういえば,小麦の味ってどんなだろう。米ならば、白米をよく噛むと甘みが出てくるけど、小麦粉はかなり細かな粒子にしてから加工されるので、少しわかりづらい。 それでも、全粒粉のパンは風味があるし、デュラムセモリナを用いたパスタも然り。精白された…

定食春秋(その 633)きくらげと玉子、肉炒め定食

壁に耳あり障子に目あり。秘密はとかく漏れやすいという比喩的な表現で、壁から耳が生えているビジュアルが浮かぶ。耳というのは、意外とややこしい形状である。 音の種類、大きさ、方向を判別するためだけど、複雑にシワが入り、形状も人それぞれ。あれだけ…

定食春秋(その 632)カレーセット

印僑のカレー屋さんにはテンプレがある。看板やメニュー、店のつくりなど、どことなく共通点がみられ、在日インド人組合あたりがプロデュースしているのだろうか。 聞けばネパール人が経営していることも多いとか。自分が海外で日本料理店を出すと考えれば、…

定食春秋(その 631)ハンバーガー

旅先では景色もご馳走である。呼吸ですら非日常であり、静かな高揚感が持続する。かわいい子には旅をさせろとはよくいったもので、いくつになっても旅は人を磨く。 その場合、自宅からの距離よりも、心理的にハレを味わえるほうが旅のよさが出る。ホテルに引…

麺喰らう(その 952)鍋焼きうどん

土鍋がピンチとの記事を読み、うーんと唸る。土を捏ねて焼くだけでしょ、なんて小学生の図工の知識で止まっているけど、実はレアメタルが使われているらしい。 なんでも、ベタライトと呼ばれる鉱石を混ぜると耐熱性に優れた強い土鍋に仕上がるのだとか。しか…

定食春秋(その 630)目玉焼きベーコン朝食 in なか卯

朝食が似合うメニューがある。トースト、ハムエッグ、グラノーラなどが代表格。納豆も朝食派は多いけど、実は夜に食べたほうが血液サラサラ効果が期待できるとか。 ベーコンも、朝食が似合うと思う。もちろん、厚切りベーコンにマスタードなんてのはビールの…

麺喰らう(その 951)かき揚げ天そば in 深大寺門前そば

かき揚げは温野菜サラダである。玉葱、人参などを小麦粉でまとめて、油でカラリと揚げるわけで、レンチンした温野菜にドレッシングをかけるのと本質は変わらない。 多少油をとりすぎにはなるけど、体を冷やさないという観点からも、世のオジサンたちの理解は…

定食春秋(その 629)チーズバーガー

チーズが食卓でポピュラーになったのは、いつ頃だろう。昭和50年代の記憶では、6Pチーズやスライスチーズをたまに食べるくらいで、冷蔵庫に常備はなかった。 牛肉自由化の前後、マクドナルドがまだ高嶺の花で、いつかマックで誕生日パーティーをするのが夢だ…

定食春秋(その 628)豚汁朝定食 in 松屋

松屋の朝定食は、ソーセージエッグや豚汁など魅力的なラインナップで、ここぞと気合いを入れたいときに活用している。足りない頭なら、せめて栄養満点であらねば。 朝定食の選べる小鉢はミニ牛皿、とろろ、納豆、冷奴の4種から選べるのだけど、牛皿以外の選…

麺喰らう(その 950)春菊天そば

猛暑の影響は、ヒトのカラダだけでなく、農作物にも押し寄せている。身近なところでいうと、春菊の不作のため、立ち食いそば店では休止を余儀なくされたところも。 本日の朝食はめとろ庵。ミニ丼とミニそばの朝食セットにを目論んでいたけど、券売機に春菊天…