今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

麺喰らう(その 85)味玉醤油ラーメン

ゆでたまごというと、屁のツッパリはいらないあの超人を思い出します。ハイ、昭和生まれです。破天荒な展開ゆえに先が読めず、幼心を鷲掴みにされた思い出。キン消しで知恵の輪マンがダブったときのやり場のない怒りが懐かしい。閑話休題、ゆで玉子。最近で…

定食春秋(その 45)五目チャーハン

チャーハンをつくるコツというのはネットにあふれている。冷やご飯を使え、卵を最初から溶いて混ぜろ、一人前ずつ炒めろ、などなど。それだけ、皆さん自家製チャーハンに苦労しているのだろう。正直、私のようなシロウトが頑張るよりも、冷凍食品のほうがク…

麺喰らう(その 84)きまぐれうどん

「シェフのきまぐれサラダ」って実際に見たことがない。実在するからこそのネタなんだろうけど、寡聞にして存じあげない。まあ、私の行動半径は非常に狭いから、ホントは街にあふれているのかもしれないな、きまぐれメニュー。そんなある日、立ち食いうどん…

定食春秋(その 44)ステーキ丼

男おいどんは、空腹で倒れたときにタテだかヨコだかわからないビフテキを所望した。サイコロステーキなどではない、超厚切りステーキ。実際に瀕死の人間の胃がそんなもの受けつけるとは思わないけど、牛=高級でパワーがつく食材、というのは昭和生まれの一…

定食春秋(その 43)自家製オムライス

オムライスが食べたい。ふわっふわ卵とか、デミグラスソースとか、本格的なヤツではない、昔ながらのオムライス。ベタベタにケチャップを使ったチキンライスに、うす焼き玉子がのって、さらにケチャップがかけられたタイプ。今どきのファミレスは良くも悪く…

麺喰らう(その 83)から揚げそば

5月だというのに、真夏日とは恐れ入る。温暖化か、ヒートアイランドか知らないけど、さすがに趣味のお散歩にも支障をきたすレベル。道すがら花を愛でつつ歩くものの、日光にジリジリと焼かれ、帰りはバスに乗ろうと駅前を目指す。すると高架下に独立系の立…

定食春秋(その 42)チョコミントタルト

いろいろ言われるが、実は世の中には2種類の人間しかいない。チョコミントが好きな人と、そうでない人だ。そもそも、ミント/ハッカを知ったのはいつか。昭和のちびっ子としては、ロッテのクールミントガムが浮かぶ。ペンギンのイラストのやつ。食べるなら…

定食春秋(その 41)焼肉定食

焼肉っていうとすぐに、牛カルビだ、牛ロースだと騒ぎ立てるけど、こちらの昔ながらの焼肉定食は「豚」でした。なるほど、でもおいしそう。そういえば、カレーや肉じゃがなんかも、東日本は豚、西日本は牛が好まれるとか。文化的背景もあろうけど、焼肉定食…

麺喰らう(その 82)力うどん

名は体を表す。そんなふうに言いますが、うどん/そばの名づけというのは、ひとひねりあるものが多い。「たぬき」は天ぷらの"種ぬき"から転じて。「きつね」は"稲荷"神社の神の使いから。「おかめ」は"顔"のように具材を並べたから。「花巻」は"花びら"のよう…

麺喰らう(その 81)ソース焼きそば+目玉焼き

男子たるもの、ソースの焦げる匂いには、かけ値なしで食欲が湧いてくる。原始の衝動を突き動かされる、条件反射のような、否応なしの魂の反応。ホントにソースって植物性由来でできてるのかね、と疑いたくなる旨味。そいつが鉄板でジュージューいってるなん…

麺喰らう(その 80)肉うどん(中)

讃岐うどんが巷間を賑わせて久しい。はなまるうどん、丸亀製麺のようなチェーン店を旗頭に、一大麺勢力となっている。喉ごしのよいモチモチの麺を、いりこだしや生醤油でつるりと食べる。お好みで玉子や天ぷらをトッピングして、腹具合に合わせられ、なんと…

麺喰らう(その 79)かけそば+いなり寿司

たまにはシンプルな朝ごはんが食べたい。米ならば塩握り、トーストならばバターのように、しみじみと朝の胃をいたわってあげたい決意。ほんと、最近は迷惑かけてるし、胃に。で、かけそば。一杯のかけそば。独り占めだからとくに感動は呼ばないけど、かけそ…

定食春秋(その 40)自家製餃子

餃子をつくろう。何年かに一度、オリンピックのような頻度で押し寄せる感情。ふだんは面倒で、市販の皮や、なんなら焼くだけの出来合いを買ってくる。それで十分おいしいから。しかし、餃子は皮からつくると、シロウトでもそれなりにおいしい。不ぞろいだか…

麺喰らう(その 78)天ぷらラーメン(あしたば)

八王子方面へと出かけたのち、都心へ戻る電車を途中で降りて、駅構内の高幡そばで小腹満たし。期間限定という天ぷらラーメンのポスターに魅かれ、あしたばラーメンを注文。意外な注文だったのか、し、しばらくお待ちください〜と冷蔵庫を開け、ビニールから…

お散歩大王(山田駅〜狭間駅)

近所の散歩も行き尽くしたので、休日の朝に下り電車に乗り込む。登校中の高校生がチラホラいるけど、すいてる電車は気楽でいいね。どうせなら、絶対に利用しないであろう駅を探して、山田駅をチョイス。山と田、およそ東京とは思えないシンプルな字面が趣深…

定食春秋(その 39)焼き餃子+回鍋肉

餃子が食べたい、そんな夜。カリッと焼かれた皮、野菜と肉の旨味が詰まった餡、それらが織りなすハーモニーを感じたい。本場中国では水餃子が当たり前とかいわれても、ここは日本だと即反論する。郷に入っては郷に従え、だな。さて本日はぎょうざの満洲。王…

麺喰らう(その 77)担担麺

かつて平成の世に激辛ブームがあって、女子高生がマイ一味を持つような風潮があった。カプサイシン効果とかで、食事で汗をかくのがよきことであった。しかし、辛味は味覚ではなく痛覚だというのは、何度でも訴えたい。口内だけは痛みを感じるけど、辛味は食…

麺喰らう(その 76)冷やしたぬきそば

5月になると、いつもの立ち食いそば屋さんが冷やしを始める。そう、夜の次には朝が来るように、コーラを飲めばゲップが出るように、それは確実なこと。天気もいいし、汗もかきそう、そんな朝に浮かれ足で暖簾をくぐり、冷やしたぬきを注文。それだけで毎年…

定食春秋(その 38)ねばとろごはんと鶏天の定食

いろいろありそうで、お昼を食べ損ねる予感のする朝。今のうちにしっかり食べておこうと朝食メニューに目もくれず食券機をサーチ。で、期間限定のねばとろごはんにひかれて、朝から英世先生のお出まし。タッチパネルに希望を託して幸せへの切符を手に入れる…

麺喰らう(その 75)台湾ラーメン

名古屋めしというのは、個性的であなどれない。おしなべて味噌味のイメージだけど、実際はそうでもない。胡椒味の手羽先はエッジがきいてるし、魚介スープのスガキヤも個性的。カツオだしのきしめん、ひたすら甘い小倉トースト。あんかけスパなんて、もはや…

定食春秋(その 37)中華弁当(崎陽軒)

崎陽軒のシウマイ弁当はおいしい。冷めておいしいように蒸し上げられたご飯、歯ごたえよくご飯にもビールにも合うオカズたち、そして主役たるシウマイ。デザートがわりのアンズまで1つの様式美をみる思いです。しかし今日はあえて中華弁当。シウマイ弁当が…

定食春秋(その 36)卵かけご飯+納豆

最後の晩餐で何が食べたいですか?たま〜にテレビでそんな質問をみる。おふくろの味、妻の得意料理、馴染みの定食屋、いろいろ考えられるけど、私が食べたいのは一択、卵かけご飯。至高にして究極。あれに勝る味があろうか。いやない。生卵を食べられるのが…

麺喰らう(その 74)赤いきつね

もういい歳なんだから、飲み会あとのカップ麺はやめようと思うのに、ついついコンビニに立ち寄る豆腐メンタル。カラダを巡るアルコールを追い出すために和風だしが飲みたくて、赤いきつねを購入。どん兵衛とどちらにしようかいつも悩むのだけど、うどんなら…

麺喰らう(その 73)鉄板ナポリタン

ナポリにナポリタンはなく、天津に天津飯はない。もちろん台湾に台湾ラーメンはないし、スイスロールもまた然り。各国料理の日本化というのでなく、オリジナルなのにそれっぽくネーミングしときました、というセンス。そしてそれが定着する鷹揚な国民性。… ……

麺喰らう(その 72)カレー南蛮そば

カレーが食べたいとき、そば屋に行く場合がある。ココイチでも、印僑の店でもなく、そば屋。そう、カレー南蛮が食べたいわけですワタクシ。こう、なんというか、トロミのついたカレー汁を飲みたい。なんならカレーの海に泳ぎたい、なんてかなわぬ夢を抱いて…

麺喰らう(その 71)かき揚げ玉子そば

ガード下の立ち食いそばがなくなったと思ったら、居抜きでチェーン店が入っていた。独立系の店がなくなるのは寂しいけど、選択肢が回復したのは喜ばしい。改装された店内は清潔で、券売機で PASMO が使えるのが助かる。立ち食いそばには珍しいタッチパネル式…

定食春秋(その 35)朝ベジカレーセット

イチローもすなる、朝カレーといふものを、オジサンもしてみむとてするなり。連休ボケの心身にムチを入れるべく、かなり前に話題になった朝カレーを食べる。まあ早々にイチローはやめてたらしいけど。胃酸過多のオジサンとしては、夜にカレーを食べて睡眠時…

麺喰らう(その 70)カップ焼きそば

焼いてない、茹でてもいない、ふやかした麺。それにソースをまぶして出来上がり。なのになぜ、焼きそばを名乗るのか。ソース焼きそばの本領は、ソースの焦げた匂いにあると思うんだけど、カップ焼きそばにはそれがない。それでもヒトの心を鷲掴みにするのは…

おさんぽ大王(砧公園〜大蔵運動公園)

お散歩日和の朝、ふらりと用賀駅に降り立つ。馬事公苑や砧公園、どこへ行こうかな〜と地図も見ずに歩いているうちに、環八へとたどり着く。馬事公苑は方向違いになったので、砧公園を目指す。もともと米軍のゴルフ場だったという敷地は広大で、新緑が気持ち…

麺喰らう(その 69)肉そば

散歩というのは目的をもたないのがいいのであって、ゆえにコースは不定、着の身着のまま、気の赴くままに歩くそれが醍醐味。朝ごはんがトースト半分だったこともあり、少々物足りず、駅前でウロウロと店を見繕う。牛丼や喫茶店のチェーンが目につくねえ。そ…