2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧
平日はフジテレビのちいかわ占いののち、TBSのTHE TIMEの列島リレーを横目にみて出勤する。すると篠原アナウンサーが関東南部のあちこちからレポートしている。 最近知ったのだけど、篠原さんは毎朝5時台に食レポをしているという。Twitterをみてみると朝と…
マツコの知らない世界が好きである。その道のマニアによるマツコへのプレゼンは時に滑稽に映るけれども、やはり情熱が勝り引き込まれる。何かに夢中な人は美しい。 先日放送されたのが「バーガーの世界」。ハンバーガーを1500日以上食べ続けたという情熱は「…
卵料理が好きである。卵かけご飯を料理と呼ぶかはさておき、オムレツや卵とキクラゲの炒め物、もっとシンプルに目玉焼きやゆで卵でもいいし、とにかく好きである。 ひと昔前、卵は1日1個までと言われていた。しかし、食物に含まれるコレステロールは血中濃…
小腹がすく。この場合の小腹(こばら)はお腹に関するちょっとしたことに使う表現らしい。中腹(ちゅくふく)は山の中頃だし、大腹(おおっぱら)は太っ腹である。 大中小で、これだけ意味が違うのは興味深い。どれも絶妙に使いそうで使わない単語だけど比較…
カツカレーをはじめて食べたのはいつだろう。実家にいるころ、母親はカレーもカツも手作りしてくれたけど、カツカレーという組み合わせを食べたことはない。 学生のころ、30年も前だけど、まだココイチは東京で見たことなかったし、神保町がカレーの街とも知…
カルビというと牛肉が思い浮かぶけど、もともと韓国語で「肋肉」を意味するので、豚のカルビもあるわけだ。豚バラと表記することが多いのでピンとこないけどね。 ともあれ、本日の日替わりに豚カルビをみつけ、一も二もなく注文。みれば豚カルビはごはんにの…
春菊は、春に菊のような花を咲かせるから春菊なのだそうだ。ややこしいけど春菊の旬は花を咲かせる前の11〜2月あたりで、すき焼きをはじめ鍋ものに欠かせない。 その名に反して、スーパーでは春になると姿を消すけど、立ち食いそば界隈では通年楽しめる。旬…
裁判官の服が黒いのは、何者にも染まらない、公正中立な立場を示すからだという。黒は単純な色と思えるけどそうでもなく、印刷ならば黒インキにほかの色を足すと深みが出る。 そんなことを思いつつ、黒ゴマで漆黒の担担麺に赤いコーレーグスをかける。唐辛子…
どんなご馳走もおなかがふくれていればありがた迷惑である。逆に清貧な食事であっても、場面によっては何よりのご馳走となる。そんな当たり前のことを思い出す。 というのも、本日の鶏の唐揚げ定食に「岩手産鳥肉」と但し書を見つけたからである。ちなみに岩…
日本人たるもの、限定品に弱くなくては。などという歪んだ日本人感はさておき、めとろ庵の春メニュー、丼+半そばセットの4種類ですが、本日でコンプリートです。 オーラスは小えびおろし丼。ヂアスターゼ効果で胃腸も快調になることでしょう。それにしても…
スペシャルフラッグと聞いてすぐに何か答えられる世代は、もう50歳を超えるだろう。昭和末期のナムコのゲームの隠れキャラで、作品を超えて登場するのがミソ。 ラリーXに始まりゼビウス、カイの冒険、源平討魔伝などなど世界観を問わずに出現する、いや隠さ…
春の陽気にカラダが追いつかず、いつもの町そば屋に向かう途中、そろそろ冷やしが始まらないかなと勝手に期待する。残念ながら冷やしはまだまだ、梅雨前だもんな。 ならば、せいろをとツルリと行こうかな。でも、少しボリュームが欲しいよな、などと脳内会議…
あらためてハムエッグのオカズヂカラを考える。朝食のスタァという印象で、醤油、塩胡椒、ソースなど味つけも多彩。パンによし、白米によしのマルチプレーヤー。 シンプルなだけに一家言をもつ人も多いけど、かた焼きでも、半熟でも、玉子はどう食べようとお…
コンビニは愉快な新商品が陳列されるので定期的に訪問しなければならない。「新潟のソウルフード」と銘打たれた「イタリアン焼きそば」。うーん情報量が多すぎる。 ソース焼きそばにトマトソースがかけられており、ナポリタンに対抗して名づけられたとか。地…
人物名をその名にいただく料理がある。日本だと沢庵とかハヤシライス。ジンギスカンもそうなのか。あるいは外国ならマルゲリータ、麻婆豆腐、サンドウィッチとか。 あるいは科学者が発見をしたときは、偉業を称えてその名が残される。アルツハイマーやパーキ…
カレーに用いるスパイスは、漢方薬の成分と一部重なっている。美味しんぼには、カレーに漢方薬を振りかける大学教授が描かれていたけど、あながち間違いでもない。 桂皮はシナモン、鬱金はターメリック、丁子はクローブなど。詳しくは専門に任せるけど、医食…
親子丼。あまりにそのまんまのネーミングだけど、鶏肉の玉子とじ丼である。豚肉の玉子とじは他人丼というけど、鶏だって調理されている当人たちは他人だろう。 ともあれ、そば屋やなか卯でよく見かける親子丼ですが、意外に食べていない。4年あまり続けてい…
カライという言葉は多くの意味を包含している。唐辛子、和芥子、わさびのような刺激物だけでなく、塩っぱいこともカライと表現される。漢字で書けば「辛い」。 カライはツライに通ずるのかも、なんて考えつつ辛みそラーメンを注文。個人的に、有吉ゼミの激辛…
そば屋のカレーライスはおいしい。ダシをベースにカレー粉で味つけられたシンプルさが潔い。具材は豚肉と玉ねぎくらいで、店によってはグリンピースがのっている。 あくまで余芸として注文のつど作る店が多いけど、凝っているところでは、カレーの寸胴もある…
春を愛する人は心清き人、すみれの花のようなぼくの友だち♩ 四季を選ぶならば、春がやはりウキウキする。寒さで縮こまっていたカラダが、やんわりとほぐされる。急に激しい運動をするわけではないけど、散歩などがはかどる。 しかし、楽しい春にあっても、悲…
若いころ、旅に出れば人波にまみれて名物料理を出す店を訪ねた。せっかくの機会だから「ハズレ」のない店に行こうと、ガイドブックをめくり、味を確認に訪れた。 それはそれで間違っていない。一期一会の精神でベストを尽くしたい。しかし、地域に根ざした、…
市場めしはおいしい。あまり食べたことはないのだけど、目利きの卸売人たちがお腹を満たすのだから、おいしくないわけがない。築地に美食が集まるのもそうだろう。 漁師めし、農家めしと並び、憧れもこめて食べたい。で、こちらは内陸の卸売市場に併設された…
芸能界に疎いけど、毎週日曜日に楽しみに観ている「ニノさん」にレギュラー出演しているので、菊池風磨を覚えた。愛敬だけでなく、慶応卒だからかワードチョイスが面白い。 そんな菊池風磨が別の番組で思い出の店を訪ねていた。そのひとつが生パスタをウリに…
梅に鶯。よい組み合わせのたとえですが、メジロと勘違いされた説もある。確かに、梅の花にメジロは見たことがあるけど、鶯が鳴き始めるのはしばらく後だもんな。 カレーに味噌汁。松屋でカレーを食べると自動的に味噌汁がついてくる。なんとなく受け入れてる…
吉田戦車氏のエッセイで、「環七をかんしちと読んだら、捕物帳じゃないんだからと突っ込まれた」というエピソードがある。地方からの上京民としては共感しかない。 環七=かんなな。東京の常識が日本の常識ではないのだ。稲田堤いなだてい、飛田給ひたきゅう…
寒い地方は、温かい麺料理がおいしい。言わずもがなの北海道、侮れない山形、不動の四番喜多方を擁する福島など、枚挙に暇がない。で、本日は新潟ラーメンである。 東西にも南北にも長い新潟なので、ひと口に新潟ラーメンと呼べるものはなく、群雄割拠で各地…
営団地下鉄のことをためらいなくメトロと呼ぶようになったけど、はじめは違和感があった。日常にあまり使わないフランス語由来というのも、その理由かもしれない。 国鉄がJRになったころは、公営企業の民営化が続いており、電電公社はNTT、専売公社はJTなど…
今でこそ、ネットで簡単にレシピが検索できるけど、昭和の頃はそうではなかった。家庭の味は秘伝のように受け継がれ、TVの料理番組をメモして新作を身につけた。 あとはレシピ本である。私はコンビニで何気なく買ったワンコインのレシピ本を20年近く愛用して…
甘辛いというとみたらし団子を思い出す。醤油と砂糖をとろ火で煮詰めると、とろみと照りが出てきて、なんとも艶がある。ここでいう辛いは、塩っぱいの意である。 濃いめの味噌汁を飲んで、皆んな「塩っぱい」と言うのに、ひとり「辛い」と辛いと言わせて関西…
ふだん特段気にならないのに、いざ失うとわかると急に惜しくなってしまう。そんな心理をひと言で表す単語はないものだろうか。正常性バイアスの一種かもしれない。 たとえば、閑古鳥が鳴いているから閉店する近所のラーメン屋さん。一度食べたっきりなんだけ…