今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

麺喰らう(その 143)涼彩そば

その名を聞くだけでも涼しげな、涼彩そば。名づけの勝利というか、それだけで正義。店頭のディスプレイをみるに、いろいろのった冷やしそばといった風情。豪華なムジナかな。ともあれ、冷やしの季節もあとわずか。ここぞとばかりに暖簾をくぐる。大テーブル…

定食春秋(その 79)アジフライ MIX ランチ定食

目指した店は不定休、お目当てが外れたランチタイム。陽気にやられる前に、エイッと飛び込んだトンカツ屋さん。トンカツ腹ではなかったものの、いざメニューをみると途端にお腹が鳴ってくる。店にただようラードの香りにフォーリンデブ。ひとしきりみて、ア…

麺喰らう(その 142)かき玉うどん

暑いときこそ、熱いものを食べる。エビデンスがあるのか、精神論なのかはともあれ、古来そう言われてきた、気がする。胃が疲れ気味のこの頃、わが胃にやさしさを与えたくて、うどんを選択。しかも油物よりもやさしそうな卵、さらにあんかけを選択。もはや胃…

麺喰らう(その 141)冷やし黒胡麻坦々麺

ふだん、消化管というものを意識して生きていない。何というか、勝手に動いてるし、具体的に指示を与えられるわけでなし。しかし、哺乳類なんて極端に模式化すれば円筒になるわけで。外側が皮膚なら、内側が消化管。そう思えば、よきにはからえ〜ではいけな…

麺喰らう(その 140)本枯れ中華そば

サイフォンっていうと、髭をつけたマスターがいるような、シャレた喫茶店のイメージ。理科の実験器具のような風体なのに、何ちゃらの原理を使っておいしいコーヒーを淹れられる。で、こちらのラーメン店は、サイフォンでダシをとっている。カウンター席から…

定食春秋(その 78)自家製 牛タン・ソーセージ盛り合わせ

自宅で肉を食べるというと、しばし悩む。鶏なら唐揚げ、豚なら角煮、牛なら焼き肉、かな。いずれも専門店のほうがいいんだけど、たまに家でつくると、それなりにおいしい。さて、本日は「炊きたてご飯のオカズ」が課題。本音は卵かけご飯で十分だけど、家族…

麺喰らう(その 139)辛っとろ麻婆麺

蒸し暑い日に辛いものを食べて、いっそ汗をかききってしまおうという、確実にどこか間違えた健康法。だが、それがいい。いつもの人気店も昼下がりは行列がなく、これ幸いとカウンターに滑り込む。さあ、力いっぱい汗かいたるでぇ。注文すると辛さを確認され…

定食春秋(その 77)カツ丼

小さい頃の夏休みを思い出すと、30℃を超える日なんて数えるほどで、熱帯夜なんて驚くくらいだった。なのに、今や都内は亜熱帯と言えるような気候で、スコールよろしくゲリラ豪雨が降る。まあ、外気の具合とは無関係に 12 時になればお昼休みで、お腹がすいて…

定食春秋(その 76)目玉焼き朝定食(とん汁に変更)+ベーコン単品

何度もいうけれど、なか卯のみそ汁はおいしい。京風うどんを出すだけあってダシが抜群においしい。ゆえに、たまに食べないと気が済まない中毒性がある。そんな強い動機でなか卯を訪問、ひとしきり券売機をみて、目玉焼き朝定食、さらにとん汁へと変更してみ…

麺喰らう(その 138)朝そばセット(高菜ごはん)

夏本番だからこそ、電車の冷房で冷やされると、温かい汁物が恋しくなる。電車では立つ時間も長かったので、せめて食事は座りたい。で、ゆで太郎へ。店内はイス7:立ち食い3くらいの割合なので、朝のこの時間ならまず座れるだろう。店頭の朝メニューポスタ…

定食春秋(その 75)ごろごろチキンのバターチキンカレー

松屋は、いろいろな業態に手を出している。牛丼、トンカツ、中華、カレー。いわゆる男メシ界隈だけども、牛丼だけだと BSE とか何かあったときに脆いんだろうな。さて、そんなカレー業態で好評だったメニューを松屋本体に逆輸入。期間限定ながらも全店舗でい…

定食春秋(その 74)アナゴ丼とせいろ定食

アナゴってきくと、真っ先に「フグタくん、一杯どうだい?」なんて声が脳内再生されます。でも今のタラコ唇は、私の聞いたあの声ではないんだろうな。そういえば、マスオさんの声も交代するとか。いよいよサザエさん以外は総とっかえになりました。時代の流…

麺喰らう(その 137)自家製 富士宮焼きそば

ご当地 B級グルメが都内で気軽に食べられるのはありがたい。B-1グランプリがきっかけなのかな。街おこしの新顔から、知る人ぞ知る逸品まで。出無精が加速してしまうくらい、いろいろと手に入る。名物は現地の空気とともに食べるからおいしい、という意見には…

麺喰らう(その 136)ひもかわ(あげもち)

夕方に小一時間、自由時間ができたので、オヤツを食べようと立ち食い店へ。こじんまりとした店構えが好ましい。トッピングはさまざまだけど「そば/ひもかわ」が選べるのがウリのようだね。うどんは売り切れてるし、ここはひもかわと洒落込もう。券売機で逡巡…

定食春秋(その 73)納豆朝食+冷や汁単品

やよい軒で朝ごはんを、と立ち寄れば期間限定の「冷や汁定食」を発見。激しくココロひかれるも、朝っぱらからアジの干物、とり天付きは重すぎる。そこで券売機を探ればやはりありました「冷や汁単品」。こいつぁ福音とばかりに、ポチッとな。さて、肝心のメ…

麺喰らう(その 135)気まぐれうどん・小(とり天、げそ天)

何かオナカに入れようと思う朝。腹具合と相談すれば麺、だな。いくつかの選択肢が浮かぶも、なんだかうどん気分。たまにムチムチ麺が食べたくなるよな〜。さて、最近評判のこちらは開店早々なのに先客あり。期待が高まります。メニューは数あれど、心は1つ…

麺喰らう(その 134)豆腐一丁そば

夏の風物詩というと、甲子園とか、盆踊りあたりが思い浮かぶ。小学生の頃だと、まったく友情が感じられない「夏休みの友」なんてのもあった。あいつ、どうしてるかな。さて、こちら箱根そばでは「豆腐一丁そば」が始まりました。冷やしそばに豆腐をドンと一…

麺喰らう(その 133)カレーヌードル

何度も言いますが、年々カップ麺を食べなくなりました。加齢、血圧、減塩。いろんな要素が渦巻きますが、そういうお年頃でしょう。それでもこの半年で、カップヌードルのしょうゆ味とシーフードは食べました。さすれば三強の一角、カレーを食べないわけには…

麺喰らう(その 132)そば屋のカレーそば

JR は駅ナカが華やかでいい。スペースの関係か、新宿、渋谷、池袋などの大ターミナルよりも、品川や上野のような二番手グループのほうがデパ地下のような様相で楽しい。そんな上野。夜行列車で都落ち、あるいは就職列車で金の卵が集うといった、昭和の風情は…

麺喰らう(その 131)醤油ラーメン

豚骨スープというと、白濁した博多ラーメンのスープが思い出される。食べると唇がテラテラになるコラーゲンたっぷりのスープ。あれは沸騰させつつダシをとったからで、低温でじっくりダシをとると、透明な豚骨ダシがとれるんだとか。豚骨というと醤油、味噌…

定食春秋(その 72)ポークカレー

カレー腹のお昼どき。渋い喫茶店の西洋風や、印僑が営む本格派、はたまた、そば屋でいただくダシのきいた和風カレー。選択肢は数あれど、気持ちとしては「無難なヤツ」なんだネ。そうなると CoCo 壱。一般家庭の野菜ゴロゴロカレーではないけど、ハウス食品…

定食春秋(その 71)とり天定食

狙っていたラーメン屋が混んでいて入れない。この暑いなか、なんでまた皆さんラーメンを、と自らを省みずに思う。汗をかいたら、塩分が欲しくなるのかな。で、キョロキョロと見渡せば、杉玉、縄のれんという正調居酒屋のランチタイムが目に入る。夜は常連で…

麺喰らう(その 130)インディアン味噌煮込みうどん

寒かろうと暑かろうと、味噌煮込みうどんはおいしい。そりゃあ息も白むような冬場にハフハフと食べる味噌煮込みはサイコーだろう。でも、夏空のもと汗に汗を重ねにいく味噌煮込みもおいしい。つまりは、八丁味噌がスキ、なのだ。さて、こちらは本格派味噌煮…

麺喰らう(その 129)鴨南蛮うどん

弱った胃をさすりつつ、街を歩く。朝飲んだ薬のせいかな、いまいち食欲がない。そんなときの鴨南蛮うどん。蕎麦だと咀嚼しなさそうなので、うどんを選んで消化をよくする作戦です。セルフの店とはいえ、鴨南蛮は高額の部類。武者震いしつつ食券をポチリ。ほ…

麺喰らう(その 128)鍋焼きうどん

どんな季節だろうと風邪はひく。小さなころは、母親が消化によいものをと、お粥やリンゴのすりおろしを用意してくれたっけ。いいオトナなので、養生も自らせねばなるまいと、混み合う蕎麦屋で鍋焼きうどんを注文。いつもはキビキビしている店員さんが「鍋焼…

麺喰らう(その 127)鶏白湯そば

いつも行列の店が空いていると、その日のランチプランなんて関係なくのれんをくぐるのが悪いクセです。で、気候とか体調とか一顧だにせずにラーメンを注文。新作や季節メニューなど華やかでしたけど、初めての店は食券機の左上が無難の法則に従う。鶏からと…

定食春秋(その 70)自家製 チーズハンバーグ

男の料理、という響きには「雑」「変に凝る」「片づけない」など否定的な響きが含まれる気がする。少なくとも、わが家ではそうです。さて、きょうは夕餉の担当。ハンバーグを家でつくるとなると、ついつい欲張って1キロ近く肉を買い込む。一家4人の分量と…

麺喰らう(その 126)スガキヤ特製ラーメン

ご当地ラーメンは数多く、このご時世、その多くは都内でも食べられる。札幌、喜多方、博多といった大御所に限らず、ここで述べるのもキリがないくらい多士済々。そんななか、ヒッソリと関東から撤退したのがスガキヤ。いやいや、待て待て、スガキヤはご当地…

定食春秋(その 69)餃子中皿+ビール中瓶

休日の昼下がり、古書店街はいつもの人だかり。いつの間にやら観光地みたいだな。諸事あってお昼を食べ損ねていた折、ふと見れば、いつも行列の餃子店に行列がない。チャンスは最大限に生かす、それが私の主義なのでスルリと滑りこむ。ランチ営業も終わりが…

定食春秋(その 68)定番朝定食ライスミニ

松屋で壁に向かうカウンターに座り、いざ食べ始めんとしたとき、ふと違和感を覚える。勝手知ったる松屋だぞ、なんの遠慮があろうものか。なんだ、このプレッシャーは。などとニュータイプへと覚醒しそうになりつつ原因を探る。ああ、みそ汁のフタだ。いつの…