2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧
団塊ジュニアにとって、ハンバーガーは特別な食事だった。マクドナルドで誕生会なんて、今では冗談みたいだけど、昭和50年代の小学生にはマジ憧れだった。 牛肉輸入自由化、バブル〜円高、デフレなど世の流れもあり、ハンバーガーは日常食、ランチの選択肢の…
地名を冠にいただくラーメンは、まず間違いなくおいしい。現地で評判だからこそ、支店が広がるわけなので、当たり前かもしれないけど、改めてそう思う。 欲を言えば、東京より地方の地名のほうが旅情も感じられて、なおうれしい。函館、喜多方、高山、尾道な…
「さばの生き腐れ」という言葉があるように、さばは傷むのが早く、塩さば、〆さばなど加工して食べることが多い。そんなさば料理の1つが味噌煮。 ふっくら炊き上げたさばに、甘辛い味噌がよくしみて、ごはんにも、日本酒にもよく似合う。さばの旬が今ごろだ…
定食屋の昼は殺伐としている。みな昼休みという限られた時間、懐具合、その日の気分を総合勘案して、食事処という戦場に向かうのだ。ちょっと大袈裟かな。 ともあれコロナ以降は席間も広めだし、相席もしない店が多い。席を確保できればいいけど、わずかな出…
黒板メニューに見慣れない「奈良のトロロ」の文字。トトロは所沢だし空目ではなさそうだ。奈良の食事は柿と茶飯しか知らないけど、トロロ、有名なのか。 調べると、奈良県のホームページに「大和いも」のコーナーが。大和国は間違いなく奈良県だし、名産なの…
オムカレー。そう聞けば、オムレツ乗せのカレーだろうと推測がつく。オムライスがオムレツで包んだライスなんだし、なんならオムサンドは卵サンドだよね。 接頭語「オム」が「卵」の扱いだけど、「オムレツ」で不可分の単語であり、「オム-レツ」と分けるの…
ランチの出遅れが奏功したのか、1回転目の終わりと重なったようす。いつも混んでいる街中華に空き席を見つけ、下膳も待たずに着席する。ラッキーです。 何を食べてもおいしいので、ラミネートされたメニューを見るだけで楽しい。人気順が5位まで示されてお…
「うどんはうどんでも麺類でないうどんってなーんだ?」桜玉吉の漫画で読んだなぞなぞ。作中では、玉吉氏は悩んだすえに「西郷どん」との答えを導き出す。 さて、昨日松屋に行こうとして、手前のうどん屋に吸い込まれた。おいしかったので悔いはないけど、食…
ティファニーで朝食を。ならば洒落てますが、本日は松屋で朝食を。心に決めて歩いていたのに、フラフラと立ち食いうどんに吸い込まれてしまう。 ごめんよ、松屋にはいつでも会いにいけるから。などと言い訳しつつ、いつも混んでいる店がすいてるのは見逃せな…
お腹がすいていないお昼どき、何を食べればよいものか、少し悩む。ランチ抜きでもいいけど、せっかく仕事から解放された小一時間、デスクから離れよう。 サッパリしたのでいいな、とそば屋を選択する。ざる&そば湯でもいいけど、寒いから温まりたいかな。あ…
多様性を認める世の中だけど、残念ながら捕鯨文化はなかなか理解されない。かくいう私も昆虫食とか、匂いのきつい発酵食品は苦手だし人のことはいえない。 みんなちがって、みんないい。そんな理想論を思いつつ、今年3回目のくじら刺身。こちらの店ではやた…
かつてヒートテックのない冬があったとは信じがたい。バスケ部だった中学の頃、金沢市はかなり冷え込んでいたけど、どうやって過ごしていたものか。 ひと部屋ごとに灯油ストーブを置いたっけな。朝布団から出るのが本当につらかったはずだけど、あまり覚えて…
キツネとタヌキ。もともと中国では狐狸といえばキツネのことで、言葉が輸入されたたとき、キツネとタヌキが1文字ずつ充てられたのだとか。 夜行性で人に懐かない動物というのは、畏怖の対象だったのだろう。キツネもタヌキも人を化かすとされ、おとぎ話にも…
私鉄のランクは、東急から時計回りに決まるという知人の暴論。東急、小田急、京王、西武、東武、京成、京急、相鉄。わかるような、わからんような。 とはいえ、東急沿線にたまに来ると、背筋がのびる。自由が丘、田園調布、二子玉川など、イナカ出身の私にと…
給食というと、遠い20世紀の思い出なので記憶が薄い。でも好きなメニューは覚えていて、焼きそば、わかめごはん、揚げ餃子、揚げシュウマイあたり。 食が細い子どもだったけど、給食は家でのごはんと味が違って刺激的で、苦手なものなく残さず食べていたな。…
すずき。わが国ではごくありふれた名字である。漢字で書けば鈴木。知り合いにも何人もいるけど、名字被りも多かったので、下の名前で呼ばれがちだった。 すずき。英語でいうとsea bass。漢字で書けば鱸。淡白な白身魚で、実は出世魚らしい。考えてみると、居…
体重(kg)÷身長(m)の二乗が BMI である。なんのこっちゃですが、BMI 22 が理想体重で、25 を超えると肥満とされる。ちなみに現在 24.9 である。 少し小太りのほうが長生きするらしいし、病気になったときの予備力としてダイエットすることもないけど、な…
カレーは国民食と言われるだけあり、人それぞれ思い入れがある。実家のカレーはバーモントだったし、自分でつくるならジャワの中辛がいいな。 レトルトならボンカレーか、LEEが好き。カップヌードルのカレーもおいしいし、麺類なら2日目の手作りカレーをト…
日頃チェーン店で食べることが多いけど、旬の食材や季節限定メニューは、やはり歳時記を彩ります。日高屋で冬の風物詩、チゲ味噌ラーメンをいただく。 タブレットを操作して注文を終えると手持ち無沙汰になる。これがメニュー表ならじっくり眺めて、次はこれ…
朝の散歩で息が白くなるこの頃。道端には落ち葉が集められているけど、センリョウの赤い実があちこちで見受けられ、季節なりの眼福はあるものです。 さて、そんな茶色と赤色の対比を今度は吉野家で楽しむ。朝牛セットのミニ牛丼に紅生姜を添えて。選べる小鉢…
思い出補正という言葉がある。初恋のひとはいつまでもかわいいし、おふくろの味はなによりもおいしいし、なんならオレちょいワルだったし、とか。 ジャネーの法則によれば、人生80年として、体感的には19歳で折り返しという。ゆえに若き日の思い出はとくに美…
多国籍料理。知ってるようで、実態はよくわからない。調べてみると「さまざまな国や地域の食文化を組み合わせた料理、無国籍料理ともいう」らしい。 一方で、多くの国の料理を取り扱う店を多国籍料理店ともいうらしく、また、狭義の無国籍料理は、どこの国の…
鴨は渡り鳥で、冬にシベリアから日本にやってくる。ゆえに長旅の疲れがとれ、脂がのりはじめる年末年始が鴨の旬だとか。なるほど、戻り鰹みたいなもんか。 確かに鴨鍋や鴨南蛮は冬の風物詩だし、鶏とは異なる脂の旨みは思い出すだにヨダレが出る。こちらのそ…
レバニラ。両親が内臓肉を好まなかったので、大学に入るまでついぞ食べたことがなかった。ドラクエの呪文っぽい響きで、バイキルトっぽい効果がありそう。 ともあれ、レバにら炒め。字義からすればレバーとにらの炒め物ですが、実際のところはレバもやし炒め…
白湯と書いて何と読むか。普通「さゆ」と読んで、水を温めただけの飲用のお湯といえよう。最近はペットボトルにもなったというやさしい味、というか無味。 一方で「パイタン」と読めば、状況は一変。鶏ガラや豚骨を炊いて煮出した、白濁したスープであり、髄…
キーマカレーの定義を改めて問われると、そこそこ悩んでしまう。無印で売ってるのは、具がひき肉で、とろみがついてて、辛さレベルは3と中庸の味わい。 そう、正解はすでに出ている。キーマ=ひき肉なのだ。スパイスの調合とか、ライスorナンとか、そんなこ…
冬になると、日本昔ばなしの囲炉裏のごとく、ことこと煮込みたくなる。不思議なもので、素人料理でもダシで煮込めばハズレがない。あとは味つけの違い。 雪平鍋が大活躍の季節、手始めに芋煮をつくる。芋煮というのはかなり略された料理名で、正確には「里芋…
非チェーンの立ち食いそばは、はっきり言って楽しい。メニューの独自性、手頃な値づけ、地元で生き残っている確かな実力。どれをとっても頼もしい。 で、深大寺門前そば。なぜか千歳烏山駅前にありますが、深大寺そばは京王沿線の一大ブランドだし、〇〇庵の…
ハンバーグといえば、湯気たちのぼる鉄板、ナイフを入れるとあふれる肉汁、肉の旨みと香ばしさが味の決め手。そんなファミレスのステレオタイプが浮かぶ。 かつて家庭のハンバーグといえばマルシンだった。牛肉自由化後に、食卓に上ることも増えたけど、合い…
星占いなんて、信じていない。全国でおよそ1000万人が同じ運勢だなんてありえない。でも、天気予報に引き続くので、つい毎日みてしまう悲しい性。 で、本日は最下位。「でも安心してください、ラッキーアイテムはアジフライ」と言われても、何の慰めにもなら…