今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

定食春秋(その 388)黒カレー

カレー色というと何色を思い浮かべるだろうか。給食に出た黄土色や、ココイチの茶色、エスニックの赤色など、暖色系であろう。で、こちらの黒カレー。赤や黄色があるわけでなく「うちのは黒いですよ。玉ねぎもスパイスも、よく炒めてますよ」との証左です。…

麺喰らう(その 648)赤いたぬき(天うどん)

コンビニは誘惑が多い。各社のPBもさることながら、お菓子、アイス、飲み物などのパイロット版が売られることも多く、見逃せない。カップ麺もまた然り。定番が並ぶスーパーではみられない、攻めた新商品がズラリと並ぶ。たまに立ち寄っては、目についたもの…

麺喰らう(その 647)煮干しラーメン in 富士そば

朝一番のホームの冷えた静けさが好きさ♩とは渡辺美里の歌ですが、朝早くから活動すると、街の寝起きがみられてそれなりに趣き深い。朝早い時間だと、チェーン店の灯りが頼もしい。緊急事態宣言があけて、24 時間営業を再開した店も多く、日常が戻りつつある…

麺喰らう(その 646)トマトチーズラーメン

トマト鍋は一過性のブームを乗り越えたようで、食品売り場の一角を占めている。一角は言い過ぎか。でも、すっかり定着した。コンソメベースのスープに、トマトの酸味を中心とした具材のダシ、なんならチーズのコクまで加われば、おいしくないわけがない。〆…

麺喰らう(その 645)牡蠣そば

街並みに溶け込むというか、街が後でついてきたような、年季の入ったそば屋さん。敷居が高い老舗然としておらず、気軽に入れます。定番メニューや丼ぶりものなど悩ましいけど、季節メニューの牡蠣そばに目を奪われる。旬ならではの誘いには抗わず、すんなり…

定食春秋(その 387)肉野菜炒め定食

ファミマのプライベートブランドが「ファミマル」に刷新され「お母さん食堂」が姿を消した。やっと見慣れたのに、さらば、香取慎吾。お母さんだけが料理をつくるのではない!との声もあったとか。それと関係なく刷新したというけど、言葉に気を遣うようにな…

麺喰らう(その 644)朝の特製かき揚げうどん with こだわり卵 in なか卯

きつねうどんでも食べようとなか卯に立ち寄ると、朝は「特製かき揚げうどん」がお得らしい。君子豹変してかき揚げ腹に切り替える。かき揚げに限らず、なか卯の揚げ物はおいしいし、揚げたての朝ならばさらなり。なか卯名物、琴によるポップス演奏を聴きつつ…

麺喰らう(その 643)いか天そば

いかはおいしい。煮てよし、焼いてよし、揚げてよし。なんなら刺身でもおいしい。多種多様な調理法こそ、いかが愛される証左である。以前ブログで、いか文化について書いたとおり、わが国で古くから親しまれる庶民の味方である。ところが最近は不漁が懸念さ…

麺喰らう(その 642)ニラニンニクラーメン in 天下一品

久しぶりの天一。王道のこってりかな、こっさり=屋台の味もいいな、と考えていると、新作ニラニンニクラーメンが目に入る。我ながらいい客だけど、いつまでもあると思うな親と新作ラーメン。ニラ&ニンニクは五葷に含まれるけど、仏門に入るわけでなし。選…

麺喰らう(その 641)つけ麺

「十分に発達した科学は、魔法と見分けがつかない」とは SF 作家アーサー・C・クラークの言葉ですが、なるほど言い得て妙です。「十分に発達したつけ麺は、もりそばと区別がつかない」とは牽強付会ですが、そば湯=スープ割りをいただくお作法も共通します。…

麺喰らう(その 640)ベーコンカレーうどん&御礼

ベーコンはおいしい。目玉焼きにあわせてもよし、カリカリに揚げ焼きしてもよし、洋食発なのにご飯泥棒の才覚に満ちた食材である。保存食であったからか塩っ気が強く、そのことがオカズヂカラを上げるのだが、一方で食べ過ぎはよくない。適量、節度が求めら…

麺喰らう(その 639)しょうゆ・温並

朝食を食べますか? この論争は果てしなく、「朝から脳に栄養を、胃から目覚めよ」の肯定派と、「昔は二食だった」の否定派が競う。平日はストレスもあるのか、食べても、食べなくてもいい。だいたいオロナミンCで済ませるけど、お腹具合でガッチリ食べたい…

定食春秋(その 386)お造り膳

肌寒くなると、冬を越えようという本能だろう、脂をたくわえるべく食欲が増す。服もかさばるから、シルエットも自然と丸くなる。もちろん、ヒトだけでなく、動物たちもそうだろう。冬眠前のクマは言うに及ばず。脂ののった食材が期待できる季節に、お造りを…

定食春秋(その 385)カレー丼

人気のラーメン店で「スープ売り切れのため閉店」とのお知らせがある。作り置きができない絶妙な味わいなのだろう、致し方ない。では、定食屋さんで「ご飯が売り切れのため閉店」はありうるか。ありえそうだけども、私の狭い人生経験では、寡聞にして知らな…

定食春秋(その 384)サーモン・しらす・ねぎとろ丼

かつて銀行の合併ラッシュのころ、力関係か、しがらみか、各行の名前を連ねた名づけが多かった。太陽神戸三井銀行などはその1つ。やがて、さくら銀行となり、住友と合併した途端に三井だけが復活して、三井住友銀行となった。太陽と神戸は大人の事情なのだ…

定食春秋(その 383)海老と枝豆のかき揚げ丼(小)in なか卯

昨日の休日かき揚げ作戦は成功した。食後に歩いたのもよかったのだろう、普段は荒ぶる胃腸も鳴りをひそめ、油を受け入れてくれた。文字通り味をしめて連日の朝かき揚げ。なか卯ご自慢の季節メニューをいただく。なか卯の揚げ物は、我が定評があるだけに楽し…

麺喰らう(その 638)朝ミニ天玉そば in 箱根そば

休日の朝。ランチにパンでも食べようと思い立ち、駅前へ買い物ついでに箱そばへ。つい習慣でノレンをくぐり、朝そばを物色する。たぬき&きつねの朝そば。それに卵かけご飯がつく TKGセット。ミニかき揚げが鎮座する天玉そば。それぞれ温冷、そばうどんが選…

麺喰らう(その 637)大宮担々麺 in 日高屋

中華が食べたいとき、華僑が営む本格派から、親しみやすい街中華まで選択肢は数多い。それに加えて、チェーン店も華やかである。バーミヤン、餃子の王将、日高屋などのメジャーどころはもちろん、餃子の満洲、紅虎餃子房、東秀なども個人的に使い勝手がよい…

麺喰らう(その 636)辛味大根おろしそば

秋は収穫の季節です。果物が実り、魚は脂を蓄え、稲穂が頭をたれる。食欲の秋にふさわしく、瑞々しいおいしさに満ちあふれています。秋はまた、新そばの季節です。そばの風味は繊細ですが、新そばは格別。ウキウキとノレンをくぐり、目についた辛味大根おろ…

麺喰らう(その 635)むじなそば

同じ穴のムジナ。関係ないようにみえて実は同類であることをさす諺である。決してほめ言葉ではなく、悪だくみ関連に用いられる。それじゃあ、ムジナってなんなのさ、となる。アナグマの異名とされるけど、地方によってはタヌキのことをさすので、混乱します…

麺喰らう(その 634)みそらーめん

おいしいけど、ランチの行動範囲から外れた店がある。混んでいたり、休みだったりすると、俄かにランチ難民になるリスクがある。でも舌が合うので、懲りずに訪問するわけです。で、緊急事態宣言中に閉まっていたラーメン屋店が営業しており、心底ホッとする…

定食春秋(その 382)カツオ丼定食

カツオには2回旬がある。春の初ガツオは赤身が多くさっぱり。「目には青葉、山ほととぎす、初鰹」で知られ、江戸っ子にも人気。一方で秋の戻りガツオは、寒い北方の海から帰ってきただけあり、その身に脂をまとい、トロガツオなんて呼ばれるほど濃密な味。…

麺喰らう(その 633)ねばとろそば

ふと思い立ち、八王子城を目指す。暑くもなく寒くもない気候で、ロング散歩には絶好のチャンス。朝の高尾駅に降り立つ。朝食抜きなので何か食べたかったけど、「ええい、ままよ」と着の身着のまま出立する。なんとかなるでしょ、の精神です。後北条氏の出城…

麺喰らう(その 632)コロッケそば in 箱根そば

コロッケそば。存在が当たり前すぎて気にしてなかったけど、考えればとんでもない組み合わせである。なぜに、そばにコロッケ?どうやら関東発祥のメニューらしく、銀座が元祖ともいうけど、手軽に食べられるのは、首都圏ローカルの立ち食い界隈に限られる。…

定食春秋(その 381)寿司トッツォ

イタリア発のスイーツは、定期的に流行する。美食の国というのもさることながら、緯度が近いから日本人と食の嗜好が合うのだろう。ジェラート、ティラミス、パンナコッタはすっかり定着したけど、こんどはマリトッツォらしい。イタリア語で「夫」が語源とか…

麺喰らう(その 631)すごい煮干しラーメン in 富士そば

最近の富士そばは、やたら攻めている。映画やゲームのお次は、同業ともいえる人気ラーメン店とのコラボメニュー、煮干そばです。■科捜研の女コラボhttps://socius-lover.hatenablog.com/entry/2021/08/10/070000■ゲームコラボhttps://socius-lover.hatenablo…

麺喰らう(その 630)ボロネーゼ

たまにはイタリアンを攻めようと、メニューとにらめっこ。ピザかパスタか悩ましいけど、ひとりランチに丸いピザは恥ずかしい。パスタはペペロンチーノやボロネーゼといった本格派から明太子まで幅広い。せっかくなので、あまり縁がないボロネーゼを選ぶ。た…

定食春秋(その 380)オムカレー

カレーと卵。ありふれた組み合わせでも、生卵、温泉卵、ゆで卵、スクランブルエッグなど思い浮かべるのは千差万別ではないか。大阪の雄、せんば自由軒は、ソースを混ぜ込んだカレーに生卵がのるし、ココイチでは、後三者のほか、タルタルソースまでそろう。…

麺喰らう(その 629)排骨担々麺+サービス玉子

男子たるもの、出処の怪しい知識をひけらかしてナンボである。民明書房だの、五島勉だのを真剣に信じていた純粋な少年時代でした。長じてメディアリテラシーが身につき、玉石混淆の情報を鵜呑みにはしません。それでもマスターキートンには全福の信頼をおき…

麺喰らう(その 628)カレーうどん in なか卯

なか卯っで、ご飯を食べよう〜♩ 軽快な脳内 BGM が流れるなか、冷たい緑茶を飲みつつ、うどんを待つ。朝はすいていますね。吉野家、松屋、すき家の牛丼御三家と比べると影の薄いなか卯ですが、そもそも「丼ぶりと京風うどん」の店だから大きなお世話か。看板…