隣駅ぐらいに思っていると、上北沢駅と下北沢駅くらい離れているので要注意。しかも、もともと芦花公園駅が上高井戸駅だったほど高井戸の範囲は広い。
これらは川沿いに展開したかつての村落と、街道沿いに展開するいまの鉄道路線とのギャップなんでしょうが、地図でみないとややこしい。
さて、下高井戸。地味ながらも京王線と東急線の乗り換え駅で、長~い商店街は学生のいない土曜の朝は人っ気が少ない。
駅舎の傍を歩けば、世田谷線がするすると駅舎に滑り込んでいく。そういえば、この辺りは「家政婦は見た」のロケ地ですね。家政婦紹介所。市原悦子ファンの母がわざわざ聖地巡礼してたっけ。市原さんに合掌。
で、線路沿いに明大前をめざすと、京王線の高架計画で立ち退き、用地買収が進んでおり、空き地が点在しています。
下高井戸シネマはいまだ健在ですが、どうなるものだか。むかーし大学のレポートのために観にきたような記憶がかすかにあるけど、最近は名画座も少ないので、なんとかシネマズに負けずに棲み分けで頑張ってほしいな。
かつて京王ユーザーの目を楽しませたピンクの建物で知られた大川ボクシングジムも、いまや隣地の壁にその名残りがあるの見られるのみ。っていうか、なんでそこだけピンクが残ったのか⁇
この辺りは駅間も短く、5、6 分も歩けば明大前に着きます。ちょうど高尾山をイメージして緑色に塗装された準特急が発車するところでした。
京王線はいまいち観光資源に恵まれないけど、高幡不動、東京競馬場、味スタ、深大寺あたりに比べるとやはり高尾山というのはミシュランのご威光もあって別格ですね。
…まあ、準特急は塗装に全く無関係で橋本行きなんどけど。
さて、明大前に着くと駅前は制服の高校生がやたらと多く、そういえばセンター試験の日だと思い出す。そんな彼ら彼女らはみんなに言われていることだろうけど、無関係の私もかつてを思い出し、心のなかでガンバレと呟いておきました。
いい散歩でした。