今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 147)つけそば

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知らない街を歩いてみたい、なんてたまに思う。健康のための散歩だけど、同じ道ばかりだと飽きるのだ。


各駅停車に乗り、適当な駅で降りる〜高田純次ばりのC調さがほしいところだけど、何もない住宅街を歩くもつらいので、それなりの規模の駅を選ぶ。


日差しはそこそこ、ふらふら歩いていると、お腹もすいてくる。


これ以上いくと本格的な住宅街だというところで折り返し、駅前に戻る。


行きに目をつけておいた中華店が開いている。ほくそ笑みつつカウンターに座り、メニューをひらく。


開店したばかりなのに、カウンターもテーブルも客がチラホラ。正しい街場の中華屋さんといった風情デス。


はじめてだし、店のウリらしいつけそばを注文。楽しみだナ。


次々やってくる後客は、ガツンとした定食や、ラーメン半チャーハン餃子を頼んでいて、そんなのあったのかとメニューを見直すのも楽しみのひとつ。


まずは割りスープとつけ汁がやってくる。いい香りにワクワクがとまらない。人目がなければ、箸の先につけて、ダシを確認したいくらい。


待ちきれないオジさんを慰撫するべく、程なくやってくる麺。これで完全体、17 号と18 号を取り込んだセルだな。ご飯の出番だぜ。


さて、冷たくしめられた麺を、スープにチョロリと浸してスルスル。酸味がしっかりして、さっぱり食べられますナ。


チャーシューは肉の歯ごたえはもちろん、味つけもしっかりして、ライスが欲しいくらい。コリコリのメンマもいいアクセントです。


軽くつければ、さわやかに。

漬けこんでおけば、濃厚で。


みるみるなくなる麺を惜しみつつ、楽しいブランチはおしまい。酸っぱいだけなく、ダシがしっかり感じられるスープはクセになりそうです。


わざわざ頼まずともスープ割がついてくるのが嬉しい。店員さんが忙しそうにしてると、つい遠慮しますからねぇ。


コポコポ注いで、半分くらい飲んで、丼ぶりを置く。もはや知らない街ではなくなったけど、再訪してでも食べる価値はあるな。


ごちそうさまでした。