今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 976)特濃つけ麺

 

毎日のランチ、何を食べるか考えるのはもちろん楽しみだけど、反面産みの苦しみもある。季節、体調、フトコロ具合、はたまた天気や午後の予定も総合勘案する。

 

安産もあれば難産もある。限られた昼休み1時間は無為に過ごせず、テレビで観た料理とか、当てにならない占いのラッキーアイテムまで検討材料に総動員して考える。

 

最近ではTBSのザタイムの篠原アナの早朝グルメ、フジテレビのちいかわ占いが脳内与党になりつつある。おいしそうなものを心のメモに書き留め、議論に用いる。

 

で、本日はつけ麺をいただく。小中大が同一料金なのは嬉しいけど、さすがに大はきついかな。アラフィフなので足るを知るのが大事ですね、中庸の中盛450gにする。

 

カウンターに座り、水をチビチビと飲む。周りをみれば小綺麗な店内は男女比8:2くらいで意外に女性が多い。パスタの一種と思えば、この人気もうなずけますね。

 

さて、太麺は茹でるにも時間がかかる。魚介ダシの香りに食欲が荒ぶるころ、やってきました特濃つけ麺。何もつけずにひと筋麺をすすれば、ツルツルと喉越し爽やか。

 

すると堰を切ったように食欲が動き出す。麺を熱々のつけ汁に少しひたし、ズズッと一気に吸い込めば、少し酸味のある、節系の魚の旨みが鼻腔を駆け抜ける。うまし。

 

つけ麺はツユがぬるくなるのが嫌だったけど、年のせいか熱々の刺激よりも、ほどほどの温度で旨みが感じられるのが嬉しい。ズルズルと半分くらい食べ進める。

 

つけ汁には、チャーシューやメンマがごろごろと入っていて歯ごたえが楽しめます。ふと卓上をみれば、鰹塩、三味唐辛子、にんにく七味、粗挽き黒胡椒などが居並ぶ。

 

つけ汁に直接入れると味が広がるので、麺にかけて味変を堪能する。仕上げにスパイス酢をつけ汁に入れてさっぱり完食。残るつけ汁に割りスープを入れてグイッとね。

 

つけ汁に「割りスープ」入れると「スープ割り」になるのか。「踏絵」を「絵踏」してキリシタンを探すかのような倒置だな。そんなことを夢想しつつ、お腹を温める。

 

ごちそうさまでした。