家系ラーメンにはライスが合う、らしい。
らしい、というのもネットで得た知識なので、伝聞形でしか言えないからだ。食に関しては好みもあるので、やはり実践せねば断言はできまい。
ラーメンライスは天一とか、坂内とか、たまに食べる。当たり前だけど、おいしい。でも歳のせいか、炭水化物 on 炭水化物はそろそろきつい。
家系ラーメンと餃子、家系ラーメンとビールは合わせたことがある。いずれもおいしかった。家系の、濃ゆ〜いとんこつしょうゆに間違いはない。
すると、食べられる元気があるうちに食べておかないと、今際のきわに後悔として立ち上る懸念があるな。食の恨みはおそろしい、ってネ。
で、いつも賑わう店のカウンターにアキを見つけてするすると潜り込む。メニューをひとしきり見て、店名をその名にいただくセットを注文。
程なくきましたラーメンライス。正確にはネギご飯だけど、辛めのネギをラーメンに移せば、ほぼラーメンライスだナ。精確には焼豚ご飯だけど。
スープをレンゲで飲むと、まぁ濃ゆいこと。ホウレンソウにまぶしてちょうどいい味になる。ご飯をパクリ、なるほど濃さが中和されるネ。
今度はノリでご飯を巻いてみる。うん、磯の香りとトンコツのパンチが合わさって、食欲が増す。まさにラーメンライスの面目躍如だな。
卓上のニンニクと豆板醤を入れて味を変えつつ、もりもりと食べすすめる。おおっ、きくな、ニンニク。あとは徒歩で帰れるから、いいけどサ。
お付きの餃子は酢コショウでパクリ。ラーメンの濃さが酢でさっぱりするね。当然、1つはラーメンスープに入れて、後ほど収獲予定。
ホウレンソウ、ライス。
ネギ、ライス。
麺、ライス。
チャーシュー、ライス。
餃子、ライス。
味の濃さを白米で薄めつつ食べるのが至高にして、正解なんだな。
ふう、食べるのにひと騒動だけど、確かに一大ジャンルとして家系が定着したのがわかる気がします。
このワイルドな味わいは、まさに男メシ、うまし。
塩分、炭水化物などを考えると、あと5年もしたら、この物量には対処できないだろうナ。今食べておいてよかった、一期一会の食事でした。
おなか、いっぱい。胸、いっぱい。
ごちそうさまでした。