肉野菜炒めって家庭料理風だけど、実家で食べたことがない。多種の野菜を少しずつ刻み、高火力で炒める手順は、家庭料理には向かないかも。
すると、肉野菜炒めをはじめて食べたのはいつだろうか。高校の頃に野菜など選ぶわけもなく、大学に入ってから、餃子の王将あたりだろうナ。
などと考えていると、厨房からジュウウ、カンッカンと聴こえてくる。マスクをしているので匂いはしないけど、音だけで胃が準備を始めました。
やってきたのは安定、安心のザ・定食。まずは味噌汁をズルリ。えのき、大根、人参、油揚げと実は充実。小鉢は食用菊の酢の物だな、珍しい。
いざ、肉野菜炒め。全貌は食べてみないとわからない。キャベツ、人参、ニラ、もやし、玉ネギ、青梗菜、しめじ、豚コマ。八飜なら倍満です。
さまざまな野菜の食感、風味が濃いめの味つけで包まれ、ご飯のお供として申し分なさすぎる。配分を見誤り、思わずひと口ご飯が残りました。
途中がっついてしまったぶんをチャラにすべく、ゆっくり噛んで、ゆっくり飲み込む。終わりよければすべてよし。お茶をすすって、席を立つ。
ごちそうさまでした。