今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 667)バクダン炒め定食 in 日高屋

 

半殺し、火薬、叩き。いずれも物騒な言葉だけど、おいしい食事である。粒の残ったおはぎ、炊き込みご飯、カツオのさしみ。答えをきけばなんてことはないけどさ。

 

さて、本日のランチは日高屋のバクダン炒め。日高屋ではついついタンメンを食べちゃうけど、今週はランチラーメン食べちゃったし、健康のためにちょっと控えよう。

 

野菜たっぷりがいいな〜とメニューを眺めめ。チンジャオロース気分だけどメニューにないので、レバニラか、野菜炒めか。悩んだすえに目についたのがバクダン炒め。

 

バクダン? なんだろう。見たところ豚キムチっぽい赤さだけど、色や辛さをバクダンの爆発にたとえたのかな。肉野菜炒めより10円安いし、ものは試しに注文する。

 

ほどなくやってきたのは赤黒い野菜炒め。豚こま、白菜、もやし、にら、人参、キャベツなどがはいっており、大ぶりな白菜をひと口食べてみると、思いのほか辛い。

 

タレの辛みで、白菜の甘さが際立ちます。なるほど口の中が火を噴きそうだという意味で、バクダンは間違いない。ごはんがすすむ味で、やさしい中華スープが嬉しい。

 

調べると、ポン菓子やポップコーンなど、穀物を破裂させた調理法もバクダンおかきなどと呼ばれるとか。炭鉱があった時代、バクダンはそれなりに身近だったのかな。

 

ともあれ目の前の辛いバクダンをえっちらおっちら食べ続け、汗をかく頃に食べ終える。少しひりついた口腔を鎮撫するのに、グラスの水が甘露のようにありがたい。

 

ごちそうさまでした。