今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 300)刺身定食

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夕食の予定によってランチを選ぶのは自然の摂理である。夜は鳥料理らしいので、お昼は魚にしようかな。で、お魚定食が豊富な小料理屋さんへ。


焼き魚はメダイ西京焼き、煮魚はブリカマ大根、刺身盛りはカンパチ、タイ、シマアジ。みんなちがって、みんないい。悩みつつ焼き魚を選ぶ。


ところが残念なことに焼き魚は売り切れ、西京焼きのオカズヂカラゆえ致し方なし。気を取り直して刺身を注文、白身魚の食べ比べと洒落こもう。


予習がてら調べると、カンパチは白身ではなく赤身魚に分類されるとか。勉強になるなあ。まあ、私に白身の味の違いがわかるとも思えませんが。


ともあれ、夜はお酒を出すだけあって壁には豊富なメニューが。ポテサラがっこ、うど酢味噌、これ、絶対おいしいやつやん〜と身もだえる。


気を取り直して定食に臨む。味噌汁は魚のアラを用いたのか、うっすら浮かぶ油がおいしい。小鉢は冷奴、青菜、浅漬けと充実のトリオです。


まずはカンパチ。あとで思えば一番脂が強い。タイはコリコリ、鼻に抜ける風味がいい。シマアジはプリップリの食感でほかに比べるとあまい。


なるほど。この辺の微妙な味わいを楽しめてこそオトナかもな。アラフィフなのに弱気になってしまいます。ともあれツマ大根も綺麗に平らげる。


やはり刺身定食は、寿司や海鮮丼とは違う、能動的な口内調味ができて楽しい。オカズヂカラは弱いけど、胃弱のオジサンにとって強い味方です。


ごちそうさまでした。