今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 941)マルちゃん くらし良好 醤油ヌードル

 

セブン&アイやAEONなどの流通大手はプライベートブランドPB)を開発し、少しでも安く商品を提供する。最近は大手メーカーからの買い上げに近い印象である。

 

これはもっぱら企業努力だが、中小の小売店も手をこまねいているわけではない。オール日本スーパーマーケット協会AJS)をつくり企業連合でPBを提供している。

 

で、そんなPBの名称が「くらし良好」であり、たまに店内で軽快なBGMが流れている。まるで、アメリカやEUに対抗してASEANが結成されるかのような動き。

 

門外漢が四の五のいっても仕方なく、インフレのなかおいしいものがより安く手に入るのはありがたい。また、多少の値上げで生産者や流通が潤うなら我慢するけどね。

 

さて、小腹のすいた朝、棚のストックから一番賞味期限の近いものを選ぶと、くらし良好の醤油ラーメンが該当する。いつ買ったのか、家人が買ったのか、記憶にない。

 

いずれにせよ、ここであったが百年目、袖すり合うも他生の縁、キビキビとお湯を沸かす。縦型の容器はどうしても偉大なる先達、カップヌードルを想起させますね。

 

 

出来上がりは、やや具材が小ぶりかなといったところで、カップヌードルと見た目大差ない。やや薄味で麺が細い以外は本家と伍する味わいで、ニコニコ食べてゆく。

 

吉野家の牛丼と同じで「特定ジャンルの一番槍」があるゆえに、フォロワーは常に比べられてしまうのだな。みんなちがって、みんないい。心からそう思いますけど。

 

そもそも、ガキの使いでやっている「きき〇〇」シリーズのように目隠しされて食べ比べたら絶対に区別できない自信がある。それほど繊細な舌を持ち合わせていない。

 

ツルツルと食べ終え、ふた口だけスープを飲んで、麦茶を飲んで塩分を薄める。大手と中小の二項対立は、都市部と地方にも通ざるものがあり、判官贔屓もあって後者を応援したいな。

 

ごちそうさまでした。