今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 668)ゴールドチャーハン

 

金の埋蔵量は、五輪の公式プール4杯分なんだとか。その輝きと科学的安定性で古代から珍重されてきた。そういえば、金銀銅の序列も、五輪で自然と身につけたな。

 

実物をみたことがあまりないので、テレビや印刷物でしか金を知らない。加法混色のテレビはまだしも、減法混色の印刷物では金の輝きはなかなか再現されないし。

 

本日は「ゴールドチャーハン」。きっと玉子のツヤが瞬くような輝きなのだろう。金色の食べ物なんて、金沢がやたら推す金箔入りアイスや日本酒しか思いつかない。

 

その者青き衣を纏いて金色の野に降り立つべしーーナウシカのオババの言葉を調べつつ待てば、先に愛玉子、高菜的な漬け物、豆腐と玉子のスープがやってくる。

 

 

スープをチビチビ飲みながら待つと、やってきたのはゴールドというより茶色いチャーハン。匙を差し込めばパラパラとしており、口に入れると中華スパイスの香りが。

 

全体に細かく刻まれた具材がたっぷりで、栄養価が高そう。たまに玉子がカリカリなのがアクセント。やたら塩っぱいのはチャーシューだろうか。ともあれ、おいしい。

 

高菜っぽい漬け物は、豆も入っており、少し甘い。何だろう、これ。不思議な味を訝しみつつ、箸と匙を駆使してキレイに完食です。愛玉子をツルリと食べて席を立つ。

 

ごちそうさまでした。