今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 158)ランチにぎり

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サカナ食べたい。たまに湧き上がる魚への情熱。煮魚、焼き魚、刺し身。お寿司もいいねえ。ひとしきり考えて、オトクなランチにぎりを選択。


カウンターの隅に座り、しぶーいお茶を飲みつつ握りの到着を待つ。ふと大将をみれば、ビニル手袋をつけて握っている。時代だなあ、と感心。


やってきた豪華ランチを前に、食事の組み立てを考える。やはり玉子はデザートがわりに最後に食べよう。うーん、まずは光り物からいこうかな。


ほどよく〆られていて、青魚らしい身の厚みがなんともおいしい。でも寿司通は味の淡白な白身から食べるんだっけ。まあ、いいけど。


ランチくらい自由に食べよう。とかいって次は白身をパクリ。白身は鯛かな、コリコリした歯ざわりに、ワサビがツンときくのがいいですね。


穴子のタレは甘く、サーモンは脂がギッシリ。ここらで中休みに巻き物を。フワフワのネギトロ、サクサクのきゅうりは海苔の香りを運びますナ。


本日のみそ汁は、物珍しい白菜の味噌汁。シャキシャキした歯ざわりがなんともおいしい。よし、マグロをひとつ食べて、あとは怒涛の攻めだ。


コリコリのタコ、ねっとりなイカ、プリプリのエビ。明らかに魚ではないという主張をする個性派トリオを堪能。正に海物語を楽しんでおります。


ラス前にマグロの赤身をパクリ。この年になるとトロよりも赤身だな、としみじみ。最後に玉子に醤油をチョコっとつけ甘味を引き出してパクリ。


最後にガリを食べ、酢飯に染まった口中をリセット。まだ熱い粉茶をすすって、余韻を楽しむ。ふう、サカナ欲はすっかり満たされました。


ごちそうさまでした。