今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 157)こだわり卵朝定食+ベーコン

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朝早い地下鉄で、カサカサ音がして目をあけると、朝マックを立ったまま食べている。目を疑ったけど、いい年をしたオジサマだ。あらあら。


新幹線で食事をするのは迷惑といった議論には賛同しかねるけど、通勤電車、さらに朝という時間帯を考えると、さすがにいかがなものか。


日課にしているわけじゃないだろうし、のっぴきならない理由かもしれない。でもこれでは、マックのにおいが、嫌なものとして記憶されるネ。


そんな朝、いつものように朝定を食べる。まずはノリとベーコン1枚目でご飯を半分食べて、残りを卵かけごはんにして、スルスルいただく。


食べつつも自分ならどんなシチュエーションで地下鉄マックをするかな、と考える。夜勤明け? 何日かぶりの食事? 取引先の急な呼び出し?


うーん、思いつかない。やはり食事は落ち着いてとりたいよね。立ち食いそばというのは、立って食べてよい舞台装置なわけだし、電車とは違う。


ともあれ、禅僧がお新香で茶碗を拭うがごとく、残るベーコンで丼ぶりをさらえる。最後にダシのきいたみそ汁をズズズと平らげ、箸を置く。


そうだな、食事は自由で豊かな時間でありたいかな。でも人さまに嫌がられるようではいけない、だから違和感を覚えたんだな、きっと。


ごちそうさまでした。