赤いきつねと緑のたぬきなら、赤いきつね派。それなのに、立ち食いそばでは圧倒的にたぬき派。
今朝は気分を変えて「きつねそば」を食べよう。
マルちゃんなら赤でも緑でもなく「紺のきつね」ですね。でも、大阪ではきつねは揚げの乗ったうどん、たぬきは揚げの乗ったそばなんだとか。
ともあれ、今朝は甘辛く炊いた油揚げの乗ったそばをいただきます。きつねとたぬきは同価格の店が多いけど、こちらは珍しくきつねが30円高い。
かき揚げがおいしいこちらで、きつねを食べたのはいつ以来だろう。特製そばを食べたとき、油揚げが乗っていたっけ。単品は初めて、楽しみだ。
店員さんが、かき揚げをどんどん仕込みがてら、そばを茹でてくれる。3分間待つのだよ。店に流れるニッポン放送ニュースに耳を傾けつつ待つ。
お待たせしました〜と呼び出しがかかり、きつねそばとご対面。田舎そばの風味と濃いめのツユ、甘いお揚げのトリオは一級品、たのきんです。
どれがマッチ、トシちゃん、よっちゃんかはともあれ、スルスル食べていく。なるほど、たぬきや月見と違って、具がツユに散乱しないんだな。
七味でツユに刺激を加え、辛くなったところで甘いお揚げを噛みしめる。シンプルでおいしい。今度はたぬきも追加して、むじなにしようかな〜。
ちなみに、京都できつねといえば刻んだ油揚げが乗ったうどんで、それを餡かけにするとたぬきらしい。少しややこしいけど、食べに行きたいな。
ごちそうさまでした。