元祖ファミスタ世代である。シンプルながら奥の深いゲーム性は、一人でもたのしいけど、友人とのコミュニケーションツールとしても最高だったな。
オヤツを持ち寄り、賭けリーグをする。ガイアンツが人気だけど、強いのはフーズフーズやレイルウェイズ。パ・リーグの猛者どもが連合する恐怖と言ったら。
当時のセパの人気格差を反映して、セ・リーグは全チームが揃っていたな。それで各球団の主力を覚えられたんだよなぁ。スーパーカートリオとかね。
そう、くじら=ホエール=大洋ホエールズ=ファミスタと連想したのです。団体客の注文があってなかなかマイ定食が出てこないので、つい考え過ぎちゃった。
でも、揚げ物や丼ぶりが人気で、くじら刺しを頼んでいるのはごくわずか。おいしいのになぁ、まあ好き嫌いがあるのは否定しませんが、私ははっきり好き。
どうしても国際社会のご禁制といったイメージがあるけど、昭和に小学生を過ごした世代としては、くじらの竜田揚げは忘れられない給食メニューですよ。
さて、ようやくやってきたマイくじら12号。生姜醤油をつくりチョコっとつけて食べれば当たり前だけど魚ではなく肉っぽい。生々しいけど哺乳類だもんな。
ともあれ、獣くささは生姜で消し去り、クニクニした食感とあっさりめの脂は、やはりおいしい。ビール、焼酎が合いそうだけど、ランチは白米で十分ですな。
ここでファミスタのW、ホイールズを調べると「やしき かとう ゆたか ぽんせ ろうまん たかはし わかな やました」とある。エースは「えんど」、抑えは「さいと」。
懐かしさにあふれつつ、すっかり食べ終える。野球盤に夢を馳せていたさらに幼き日々を思い出し、汚れっちまった悲しみを覚える。おいしかった。
ごちそうさまでした。