今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 1011)朝そば in 箱根そば

 

 

朝一番のホームの冷えた静けさが好きさ、とは渡辺美里のbelieveの歌詞である。春先なのか、初冬なのか、時期はわからないけどひとけのない駅には、よく似合う。

 

そんなおセンチな気持ちでホームを後にしたのに、改札を出たらすぐ箱根そば。情緒が壊れつつあるオジサンですが、腹が減っては戦はできぬ、まずはお腹を温めます。

 

おや、券売機が新しくなっていますね。初めから、そばorうどんが選べるようになっており、さらにカウンターに提出せずとも番号呼び出し方式が採用されている。

 

コロナ禍以降、より非接触の方向に動いていますね。まあ券売機が使いやすければ、悪いことではないけど。とりあえずお得な朝そばを待てば、すぐに番号で呼び出し。

 

朝そばは、半裁のお揚げ、さらさらの天かすが乗ったいわゆるむじなに、コキコキのワカメが加わった嬉しいメニュー。朝イチだからか、気持ちネギもフレッシュです。

 

豊富な具材の隙間からそばをひと筋持ち上げ、ズズッとすする。万人受けするやさしいツユをまとったそばは、ホッとする味です。七味をふって、スピードを上げる。

 

パウダースノーのようにツユに溶ける天かすが、そばとともに口に飛び込んでくる。油っぽさはなく、ただ旨みのみがある。お揚げはやさしくて甘いし、言うことなし。

 

ごちそうさまでした。