今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その227)自家製・麻婆豆腐

f:id:socius_lover:20200719192353j:plain


この写真の違和感に気づきますか? 単なる自家製の麻婆豆腐ではありません。そんな大した仕掛けではありませんので、以下本文をお読み下さい。

麻婆茄子の素で麻婆豆腐をつくる、ふと思いついた自らのアイデアに膝を打ちました。ずっと冷蔵庫にあるので気になっていたのですヨ。


素直に麻婆茄子をつくればいいんですけど、野菜メニューはほかにあるので、今日は見送りかな、なんて。でも麻婆豆腐なら、ツルリと入るしね。


ヤホーで調べれば、同道を行く先人たちの智慧がわんさかと。中でも麻婆豆腐の素に比べて味が濃いめというのが有力情報。豆腐は多めにしよう。


豆腐の水を切り、大振りに裁ったのち、フライパンで炒める。軽く炒まったかな〜くらいで、麻婆茄子の素を入れ、ざっとかき混ぜ熱を入れる。


麻婆豆腐と異なり、水溶き片栗粉でトロミをつける工程がないのネ。ともあれ、程なく火が通り、みたところ違和感のない麻婆豆腐の出来上がり。


食卓に並べ家人が食べ始めてから種明かし。曰く「えっ、麻婆茄子でよかったのに」。なるほど、ぐうの音も出ない正論にリアクションとれず。


ただ味は保証します。ねっとりとした肉味噌をまとう滑らかな絹ごし豆腐は、ビールのアテに間違いのないクオリティ。言わなきゃ、バレない。


そう、マナカナや宗兄弟を入れ替えても近親者以外は気づかないようにね。などとくだらないことを思いつつ、缶ビールのおかわりをプシュッと。


ごちそうさまでした。