今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 361)自家製・しらすのペペロンチーノ

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痛勤を終えて、近所のスーパーで晩酌の酒を買い込む。用もないのにいつものクセで回遊していると、魚売り場でお値打ちな、しらすと目が合う。


あちらは何百匹といるわけですが、ここで目が合ったのも何かの縁。ほかほかの銀シャリにのせようとお買い上げ。そしてすっかり忘れてしまう。


週末ふと冷蔵庫を開けると、しらすたちに睨まれる。気づけば本日が消費期限。お酒で満足して、銀シャリまでたどり着かない悪いくせ、すまん。


カルボナーラ気分だったけど路線変更。ペペロンチーノのパスタソースにしらすをのせることとする。そうと決まれば、大鍋に湯を沸かそう。


並行してオリーブオイルにニンニクを加え、しらすを揚げ焼きする。すでにいい匂い。残りわずかで使い切りたい藻塩を加えて、味つけは万全。


お湯が沸いたら、茹で時間の異なるパスタを時間差で投入して同時に茹で上げる。イタリア人、怒りそうだけど、食糧棚はスッキリしました。


フライパンに茹で汁をおたま1杯くらい入れ、油と馴染ませておいて、茹で上がったパスタ、ペペロンチーノソースと炒め合わせれば出来上がり。


5分茹でと7分茹でが混在するはずですが、見た目にはわからない。闇討ちのように家人にも何も告げず食べさせますが、時間差攻撃はバレない。


隠し事の背徳感なのか、熟成しらすの味わいなのかはわかりませんが、パスタはおいしい。ナポリタンはイタリアにないけど、これはありそう。


クルクル、もぐもぐ。クルクル、もぐもぐ。さすがにこの歳になると、たとえ自宅でもパスタはすすらないのだな、と変なところに気がつく。


小さい頃は間違いなくズルズル食べてたのにね。映画タンポポ の影響か、それともイタ飯ブームの残滓か。ともあれ、おいしくいただきました。


ごちそうさまでした。