今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 441)中華風弁当


♩おべんと おべんと うれしいな

なんでも たべましょ よくかんで

みんな すんだら ごあいさつ


かつて「食べる」のは、楽しいイベントだった。昭和のころにキャラ弁はなかったけど、時代なりに趣向を凝らしたお弁当は、母親の手づくりで、嬉しかった。


令和になり、冷食も外食も充実しているけど、やはりお弁当の時間は楽しい。栄養補給ではあるんだけど、労働からの解放という文化的な側面もある。


こちら中華風弁当。透明なフタなので、店で選ぶ時点で中身はわかっており、いわゆる未知との遭遇、フタをあける楽しみはない。その代わり、安心がある。


中華「風」とはどういうことか。パッとみたところ、揚げ餃子、肉団子、エビチリ、春巻き、唐揚げ、春雨サラダ、シウマイなど、押しも押されもせぬ中華弁当です。


白ごはんよりもビールが似合いそうな豪華弁当。中華弁当には崎陽軒という横綱がいるけど、これでワンコインなら決して勝るとも劣らないと思う。


醤油とカラシをフタに垂らしていざ実食。どれを食べてもごはんがススムくん。揚げ餃子、春巻き、シウマイにはカラシ醤油をたっぷりつけるのが吉。


エビチリを食べるに至り、本日の日替わり弁当にヤンニョムチキン弁当があったことを思い出す。唐揚げとチリソース、なるほどワンソースマルチユースだね。


ともあれ、モリモリ食べていけば、言うことなしの満足感。最後にしじみの味噌汁を一気に飲む。一人ごはんなんだけど、小気味よい、楽しい昼餉となりました。


♩ごちそうさまでした。