今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 737)冷やし納豆そば in 相州そば



お得な朝そばの時間帯だけど、店前のポスターにあった冷やし納豆そばが頭から離れない。暑い季節ならではの、工夫に満ちた冷やしを試さずにはいられない。


納豆&オクラのネバネバ勢、海苔&鰹節のパサパサ勢、それらをまとめあげる玉子の黄身。間違いなくおいしいやつやん。食券を提出して厨房を見やる。


すると納豆が、麦茶を入れそうな2ℓ級の縦長のタッパーから、サーティワンでアイスを扱うごとくディッシャーにて取り分けられ、なんだか微笑ましい。


さて、丼ぶりの表面は具材でびっしり埋め尽くされている。ワサビを溶いて、別盛りのネギをのせ、鰹節の下からそばを引きずり出してすする。チベタイ。


おいしいは正義だな。暑い季節に熱いものを〜という消夏法もわかるけど、まずは冷やしそばが本能的に嬉しい。ツユはカエシが強い濃い系で、望むところ。


立ち食い系だし無礼講でいくかね。豊富な具材を、上を下への大騒ぎでへよくかき混ぜ、ヌルヌルとすする。まずは納豆の匂いがして、期待通りの味わいです。


ザックリ混ぜただけなので、あるときはワサビ、あるときは海苔。ひと口ごとに風味が違のがいいね。鰹節の香り、オクラのネバネバもいい働きをしている。


注文口では、常連風のおじいさんが「黄色い水ね〜」と朝からビールを頼んでおり、私が食べている間に「暑いから水分摂らなきゃ」とおかわりしている。


ずいぶんご機嫌だけど、アルコールは利尿作用があるから、水もたくさん飲んでほしいな。でも、これも社会的交流の1つだから一概に否定できないかもね。


こちらは、ヌルヌルを存分に楽しみつつ、冷たさを胃におさめてホッとする。一日のはじまりとしては、かなり上出来な食事にいい日になる予感がしますね。


ごちそうさまでした。