竜田揚げ。その赤く揚がった姿から、紅葉の名所である奈良県の竜田川にちなんで名づけられたという。立田揚げとも書かれ、唐揚げと同様、オカズヂカラ抜群である、
竜田揚げを食べるとき、必ず思い出すのが「リューデンアゲ」と読み間違えた大学の先輩である。30年経っていまだに思い出すのだから、たぶん一生忘れないだろう。
https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2019/02/13/184957
先輩も立田揚げ表記なら間違わなかったのにな。そんなことを思いながら豚の立田揚げ。つまり豚の唐揚げなわけで、約束されたおいしさに胃袋がアップを始めてます。
排骨のような薄いタイプではなく、思った以上に丸っこい。ベジファーストでレタスを喰みつつ、どこの部位を使っているのか考える。ブロックだと固くなりそうだし。
ひと口齧ってみると、生姜がかなりきいていて、オカズヂカラは予想どおり。ごはんを口に入れ、口内調味しつつ唐揚げの断面を眺めるも、こちらも竜田川状態で赤い。
ミルフィーユ的な構造なのか、よく叩いて繊維を切ったのか。よくわからないけど、歯がスゥと通るやわらかさは嬉しいな。唐揚げ、ごはん、味噌汁の三所攻めを展開。
鶏からと比べると、脂のジューシーさがないぶん、しっかり肉の旨みを感じられる。2個しかないので、ごはんとのペース配分を考慮しつつ、もぐもぐと食べてゆく。
実のところ立田揚げでも竜田揚げでもどちらでもいいし、何なら唐揚げでもザンギでも排骨でもどうでもいい。ただ、目の前のごはん泥棒にしびれる、あこがれるのだ。
ごちそうさまでした。