今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 113)しょうゆラーメン

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健康のために散歩するのに、ストレスがたまっているときはついつい憂き世の由無し事が頭に浮かぶ。

花を愛で、鳥の囀りを聴き、風を感じていればいいものを。

 

そんなときは携帯ラジオを聴きながら散歩する。iTunes の曲はすっかり聴きなれていて刺激が少なく、ついつい現実の明日を考えちゃうしね。

 

土曜なら文化放送、日曜ならTBS かな。いとうあさこや安住さんの番組は、ついついニヤニヤしてしまい、不気味なオッサンになっちゃうけどさ。

 

さて、そんな散歩さなかの小腹満たしにラーメンなぞ。秋刀鮪ダシという一風変わった看板にひかれて入店。

 

たしか以前はカップラーメンにもなるほどの人気店だったけど、居抜きで入れ替わってるね。

 

ラーメン屋さんは一期一会の気持ちでいないと、食べ損ねるなぁとしみじみ。

 

秋刀鮪、さんまぐろ。サンマとマグロのダシなのかな。淡麗な魚介系もおいしいよね。

 

特製にもひかれたけど、一見さんなのでまずはノーマルなしょうゆラーメン。食券を置き、ハートランドビールを飲みつつ、壁に貼られた効能書きを読む。

 

あれ、そういえば以前の店もハートランドビールだったな。なんか、つながりあるのかな。

 

なになに、こちらの麺は「岩手の小麦・銀河のちから」を用いてます、カエシは「陸前高田の醤油」です。なるほど、岩手責めですか。

 

岩手出身の大将なのか、岩手県のアンテナショップなのか。あるいは岩手に人質でもとられているのか。

 

理由はともあれ、食材の統一感へのこだわりには好感。

 

やってきました丼ぶりは、すんだ濃い目のスープに、メンマ、チャーシュー、ネギ、ナルトが美しく配された一杯。これはこちらも襟を正して臨まねばなるまい。シャツだけど。

 

まずはスープをひと口。ふわっとした魚の風味がする。たぶん、鶏ガラの味もする。舌バカなので断言はできないけど、たぶん。

 

ともあれツルツルと麺をすすると、スープが細麺によく絡んでおいしい。細めのメンマは味が濃く、ビールのアテにちょうどいい。

チャーシューはキシキシした歯ごたえで、こちらもビールの(後略)

 

ラジオでは爆笑問題がいつも通りに番組を回し、目の前の丼ぶりとの相乗効果で、余計な思考が頭から抜けていく。うまい、田中、うまい、太田。そんな感じ。

 

夢中で麺をすすると、あっという間にスープだけに。持て余し気味のビールのために、スープをアテにしたり、浮いてるネギをつついたり。

 

ふう、すっかりお腹タプタプ。このあとの散歩でもきっと汗をかくから、水も飲んどかなきゃならんな。さらに、お腹タプタプだわ。

  

ごちそうさまでした。