日本有数の学生街、お茶の水。学生向けの店も多いなか、知る人ぞ知るキッチンジロー。かつてあちこちで見かけたけど、いまは1店舗のみです。
学生の頃はちょっとした贅沢な価格帯だったっけと思いつつ、値段を気にせずハンバーグ&カキフライを注文。ご飯軽めなのが老いそのものです。
イナカから出てきた当時は、お箸で食べる洋食ってだけで、心がときめいたもんだ。何年経っても変わらない店のロゴを懐かしく見つめて待つ。
程なくやってきました、マイランチ。カップに入ってるのはスープではなくとん汁ですね。大根、人参、ゴボウ。ちゃんと具沢山なのがいいね。
貴重なカキフライは2つ。たっぷりとタルタルをのせてまるごとパクリ。潮の香りが鼻を抜ける間にすかさずご飯をパクリ。たまらんですな。
一方の雄、ハンバーグはザ・洋食といった王道の風格。ドミグラも安心の味で、洋食の原風景といった趣き。思わずベジファーストを忘れるほど。
ひと息ついて周りをみれば、昼前だからか、まだ席は4割程度しか埋まっていない。男性ひとり客が多く、私が平均を下げるほどの高齢化率です。
若者はもっと安くて手軽なご飯を食べるのかな。だから徐々に店舗も減ったのかもしれないな。ちょっぴり贅沢な洋食、だが、それがいい。
周りの食べログ高評価の人気店も魅力的だけど、誘惑に負けず、また、応援がてら食べにこよう。それまでお互いがんばろうぜ、ジロー。
ごちそうさまでした。