今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 148)自家製・イカ焼き&チューダー

f:id:socius_lover:20200113185846j:plain


まんが道は名作である。藤子不二雄を中心としたトキワ荘の青春記であり、漫画黎明期の民俗学的資料の価値もある。一読しておいて損はない。

藤子不二雄Aによる作品ですが、時おり描写される食事のようすが見逃せない。はじめての納豆、近所のラーメン、メンチカツを挟んだパンなど。


ンマーイ、っておいしそうに食べるわけです。そのなかの1つ、チューダー=焼酎のサイダー割りも、実際に試してみればこれまたンマーイ。


甘〜いチューダーのアテには、お祭りの屋台で出すようなジャンクさがふさわしい。若者の胃袋を乱暴に満たす、血気盛んなイメージ。


で、スルメイカをさばいて、たこ焼き粉をまぶす。イカのたこ焼きだな、などと思いつつフライパンで揚げ焼きにする。おお、すでにいい匂い。


油を切ったら、余っていたしらす丼のタレをかけて完成。アチアチのうちにつまみ食いをすれば、コリコリしたイカとサクサクの衣が好相性。


ここに急いでチューダーを流し込めば至福のひと時。再びンマーイ、目尻も下がりますワ。スルメイカが1杯しか売ってなかったのが悔しいな。


しらす丼のタレのほのかなショウガ風味もきいてる。蒲焼のタレと悩んだけど、こちらで正解。さばくの大変だからこんどはゲソだけ買いこもう。


チューダーは甘いので、いわゆるオカズとは相性がよくない。こういう、簡素な酒の肴のほうが真価を発揮するネ。うれしい、楽しい、大好き!


まんが道が読みたくなったけど、枕のような分厚い愛蔵版全4巻は実家の押し入れ。仕方ないので長渕のホールドユアラストチャンスを聴こう。


ごちそうさまでした。