今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 244)もりそば

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老舗のそば店、たぬきでもたぐろうと入るも、ない。何年も通っていたけど、はじめて気づいた、たぬきがない。よくみれば、きつねもいない。


ニシン、山菜、カレー、などのタネものは揃っているし、季節の牡蠣そばや合鴨も控えている。なんなら鍋焼きは各種天ぷら入りまで種類も豊富。


何か獣類に禁忌でもあるのかネ。頼めばある裏メニューなのかな。どこかの時点で取り扱いやめたかな。そういえば高齢化で定休日増やしたしな。


で、シンプルにもりそばをたぐる。ワサビはそばにのせて食べるのが常識なんて言ってる店主を見かけたことあるけど、私は断然ツユに溶く派。


甘めのツユにつけて、スルスルたぐる。ふとみれば、常連風の紳士が会計するときに飴ちゃんを貰ってる。なんだか、のどかな、昼下がり。


食べ終える頃合いを見計らいやってくるそば湯。はじめは濃いめをコクコク飲んで、お次は薄めをサラサラ飲む、信長にお茶を淹れた秀吉作戦。


私も会計をすると、飴ちゃんを勧められる。お昼のぶんだけでなくて、夜のぶんも持っていきな、だって。大阪のオカンか、でも、ありがたい。


そういえば先日廃業した洋食屋も、おばあちゃんが飴ちゃんくれたっけな。東西関係ないのかもネ。心も満タンになる、いいお昼どきでした。


ごちそうさまでした。