今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 817)証城寺そば

 

気分の問題だけど、初物はおいしい。通勤途中にお腹を満たそうと、今年初の立ち食いそば。朝の寄り道というシチュエーションが、おいしさを引き立てます。

 

で、せっかくならマイフェイバリット、たぬき&玉子の「証城寺そば」です。たぬきが月見をする証城寺そばは、栄養バランスもバッチリで、しかもおいしく。

 

開店と同時の到着で、店員さんが店前を掃いている。横をすり抜けてノレンをくぐり「たぬきに、玉子を」と注文する。不思議と玉子にたぬき、ではないのだ。

 

到着した丼ぶり。初物でもあり、箸を割る前に軽く一礼して、まずは、玉子の白身をツユと一緒にツルリといただく。ダシのきいたツユが、心身にしみる。

 

お次は七味をふって、そばをズズっとたぐる。本日の一番客だけあって、茹でたてで角のたったそばは、立ち食いとは思えないハイクオリティ。胃が温まるな。

 

そばとともに口腔を満たす、作りたての揚げ玉も実にフレッシュ。サクサクとモロモロが混在して、食感も楽しい。ニヤニヤしつつ、食べ進める。

 

ワカメを喰みつつ、食事も後半に入るころ、黄身が半煮えになったところで箸を突き刺せばトロリと黄色い旨みが。ツユに溶ける前に、そばに絡めてすする。

 

これこれ、これぞ、そばボナーラ。滋養に満ちた味わいを堪能して、思わずツユも飲み干しちゃう。一年の計は初物にあり、今年もいい麺ライフを送ろう。

 

ごちそうさまでした。