コンビニで、チキンラーメンのひよこちゃんと目が合った。いつもと違って、切羽詰まったような顔つきで、こちらをジロリと睨んでくるのだ。
どうした、ひよこちゃん。ここ数年、手にとってすらいないのが気にくわないのかい? だってチキンラーメンはファミリー向けじゃないから。
などと言い訳するも、眼光の鋭さにやられて思わずカップ麺をレジへ運ぶ。なんだ、新作なのね。アクマのキムラーだから、怖い顔してたのね。
さて、3分待ったのち、ペラリと具を避けて食べればベースはチキンラーメン。コシのない麺、サッパリめのスープ、良くも悪くも様式美だね。
キムチは辛いというより酸っぱい系。玉子は安定、ニラはいかにもインスタントって感じ。でも、これでいいのだ、チキンラーメンはね。
ツルツル食べながら蓋ウラをみれば、ガーリック感増しってかいてあるね。あまり感じられないけど、ジャンク舌なわたしにはピッタンコの味。
終盤になって入れ忘れた「やみつき旨辛オイル」に気づく。しまったぁ(涙)。慌てて残り少ないスープに、悪魔のような赤さのソイツを入れる。
ガーリック感、辛味の両者がが一気にグレードアップ。いわば最長老に触ってもらった孫悟飯のごとく別人です。くぅ、下手こいた、しくじった!
ともあれ、残り少ないスープに一人前のオイルを入れたので、むせ返るほどキツイ。旨味はわかるけど、濃度がアンフェア、評価いたしかねるゾ。
まあ、基本のチキンラーメンの味だけで十分おいしいんだけどね。そして、チキンラーメンは数年に一度、猛烈に食べたくなるんだよね。
また、次の機会に! ごちそうさまでした。