今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 450)ラーメンセット

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ラーメンライスに正しい作法なぞない。男おいどん美味しんぼなどの作品で描かれたラーメンライスは、貧乏な若者の友達のような扱いである。


富山ブラック、徳島ラーメンなど、味の濃いラーメンでライスを食べるというのは、栄養バランスはともあれ、カロリー摂取では理に適っている。


券売機にはラーメンランチ。ライスと自家製キムチを助さん格さんのように従えた、日本で初めてラーメンを食べた水戸黄門のような一杯です。


年も明け数えなら48歳。平凡な日常ですが、小さな挑戦は悪くない。何年か経てばそんな気概もなくなると思う。いま現在が一番若い自分なのだ。


たかがラーメンライスで大言壮語しますが、されどラーメンライス。中年と老年の分水嶺がここにある。で、やってきたのは正調東京ラーメン。


澄んだ鶏ガラ醤油スープ、浅草開花楼の中太麺、玉子、海苔、ホウレンソウ、チャーシュー、ナルト、メンマなど必要にして十分なスターたち。


まずはキムチをひと口。おお、実にごはんがススムくん。さて忙しくなるぞ。まずは玉子の黄身だけ食べて、ライスをパクリ、ねっとりおいしい。


麺、ライス、スープ。チャーシュー、ライス、スープ。メンマ、ライス、スープ。海苔をライスに巻いて食べたところで、水を飲んで小休止する。


お次は、麺のパート。ズルズル、ズルズル。ナルトをパクリ、ズルズル。ホウレンソウをパクリ、ズルズル。キムチをひと口、ズルズル、ライス。


嗚呼、ラーメンライスのシアワセたるや! 五臓六腑が喜んでいます。最後に白身にスープを満たして、パクリと完食。お腹も心も満タンです。


ごちそうさまでした。


しばらくは、孤食のグルメ&お蔵出しです。