今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 421)支那麺

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お目当ての店が臨時休業で、行き場をなくしたラーメン腹が叫びます。脳内地図を検索して、候補のなかから一番近い店を選択、早足で向かう。


なんでもいいや、なんて日もあれば、朝からラーメン一択です!なんて日もある。今日はできれば麺類、あわよくばラーメンくらいのレベルです。


思いがけず訪問したこちらは叉焼麺、雲呑麺、高菜麺など魅力的なラインナップだけど、あえてシンプルな支那麺。なんというか、字面に負けた。


そういえばメンマのことをシナチクって言わなくなった。藤井青銅の「死人にシナチク」はジュブナイルの名作だったなぁ、などと思い出す。


さて、やってきた支那麺。雲呑麺と250円、叉焼麺とは300円の価格差とはいえ、大きな丼ぶりに並々注がれたスープの味は同じ。期待しかない。


まずは麺。塩っぱめのスープに細麺がからんでツルツルいけちゃう。叉焼は2枚もあれば十分、繊維がホロホロとほどける食感がたまりません。


これだけシンプルだと、それぞれの具のありがたみが増しますね。コリコリのシナチク、サリサリしたネギ、香り高き海苔、どれも愛おしいゼ。


ご機嫌に食べ終えれば、丼ぶりにはまだスープがたっぷり。ここでコショウをザッとかけてからレンゲでふた口ほどズルリ。支那麺、大満喫です。


ごちそうさまでした。