今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 314)もやしそば

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昼下がりの町中華。日替わりは「肉野菜炒め」を横目で確認しつつ店に入る。しかし今日は食べたことのないものがイイな、とメニューを開く。


写真入りの立派なメニューには、人気ナンバー1から5までが掲示されている。順位の変動をみたことはないけど、自信度の現れと解釈しよう。


で、人気ナンバー1といえば、もやしそば。いつもは、つい定食や丼ものを食べがちだけど、見せてもらおうかナンバー1の矜恃とやらを。


老舗の町中華だけに有名人のサインが壁に多く飾られている。フムフム眺めていると「冷やし中華始めました」の文字が。これでも、よかったナ。


ともあれ、初志貫徹。やってきたのはいかにも中華料理店といった淡麗スープの一杯。レンゲですうっと飲めば、クセのない、いい具合のスープ。


麺は「そば」を名乗るだけあって、縮れの少ないストレートタイプ。博多ラーメンでかためを頼んだかのような、芯の残った楽しい食感です。


で、その名を冠にいただく「もやし」。うま煮がたっぷりのっていて、トローリと食べ甲斐にあふれてます。時おり口に入る、豚コマもいいねえ。


途中でコショウをふってスープを味変して、ズルズル食べる。サービスのライスを辞退して正解。丼ぶりからして洗面器のように大きいもの。


麺を食べ終え、三つ四つ、二つ三つと浮かぶもやしを持ち上げてはレンゲにのせて食べる。ふう、大満足。不惑をはるかに越え、足るを知ったな。


ごちそうさまでした。