今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 506)中華丼 in 日高屋

 

和風中華というジャンルがある。複雑に進化したラーメン、ニンニクのきいた焼き餃子、サッパリと食べられる冷やし中華など枚挙に暇がない。

 

そんな和風中華の1つが中華丼。野菜や海鮮のトローリ餡かけは、丼ぶりめしと相性がよい。ようは八宝菜丼なんだけど、中華丼という名づけが絶妙である。

 

仮に自分が外国で「日本丼」を出すとすればなにをのせるだろうか。漬けマグロの中央に卵黄なんてどうだろう。タイを加えて紅白丼にしてもいいな。

 

などと妄想していると、やってきました中華丼。見たところ、白菜、にんじん、ブロッコリー、エビ、かまぼこ、豚こま、うずらの玉子。惜しい、7種類。

 

八宝菜の「八」は、五目の「五」と一緒で数そのものを示すのではなく「たくさん」くらいのニュアンスらしいけど、どうせなら8種類だとキリがよかったな。

 

レンゲを差し込めば、もったりした餡かけの重み。具材はいろいろだけどメインは白菜です。シャクシャクと歯ざわりよく、旬だからか甘みもしっかり。

 

貧乏性なので、うずらの玉子をお楽しみに残しつつ、ガブガブ食べてゆく。野菜がたくさん食べられるし、アツアツを食べるとお腹が温まるし、いうことなし。

 

ほとんど食べ終えてから、添えてある中華スープを思い出し、スルスルといただく。サッパリした味わいで濃厚な餡かけを流し去り、うずらの玉子をパクリ。

 

ごちそうさまでした。