ややこしい漢字を街角でみつける。異体字すぎて変換できなさそうだけど、biang biang 麺と発音が書いてある。ビャンビャン麺、だろうなぁ。
学生の頃、第二外国語で中国語を習ったけど、四半世紀も前のことで、すっかり忘れている。曜日限定メニューらしく、運よく巡り会えました。
自称・麺食いなので、一も二もなくチャレンジ。どんな料理か見当もつきませんが、中華スパイスの香りが密に漂うこの店は、ハズレなしだろう。
Wiki をみても漢字のややこしさはわかるけど、どんな味なのかピンとこない。諦めて片隅のテレビで点いてる徹子の部屋をみつつ、到着を待つ。
待つことしばし。やってきたのは、きしめん、あるいは、ひもかわうどんのような幅広の麺。ひと口食べればモッチモチが口じゅうに広がります。
底にたまったタレとよく混ぜれば、すっかり赤みがかりました。アツアツのタレはピリ辛で、すするというより、口に押し込みながら食べる。
何が入っているものかわかりませんが、魅惑の中華スパイスに耽溺する。油通しされたキャベツが歯ごたえよく、辛さのオアシスとなりますね。
1本というより、1枚といったほうがふさわしい麺はかなりの量ですが、形がそれぞれなので食感といい、味といい、飽きることがありません。
食べ終える頃には、唇が痛くなる辛さ。刺激で胃の形がおよそつかめるのは久しぶり。でもクセになりそうな味は、さすが中国四千年の味アルネ。
ごちそうさまでした。