今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 410)ビャンビャン麺

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ややこしい漢字を街角でみつける。異体字すぎて変換できなさそうだけど、biang biang 麺と発音が書いてある。ビャンビャン麺、だろうなぁ。


学生の頃、第二外国語で中国語を習ったけど、四半世紀も前のことで、すっかり忘れている。曜日限定メニューらしく、運よく巡り会えました。


自称・麺食いなので、一も二もなくチャレンジ。どんな料理か見当もつきませんが、中華スパイスの香りが密に漂うこの店は、ハズレなしだろう。


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Wiki をみても漢字のややこしさはわかるけど、どんな味なのかピンとこない。諦めて片隅のテレビで点いてる徹子の部屋をみつつ、到着を待つ。


待つことしばし。やってきたのは、きしめん、あるいは、ひもかわうどんのような幅広の麺。ひと口食べればモッチモチが口じゅうに広がります。


底にたまったタレとよく混ぜれば、すっかり赤みがかりました。アツアツのタレはピリ辛で、すするというより、口に押し込みながら食べる。


何が入っているものかわかりませんが、魅惑の中華スパイスに耽溺する。油通しされたキャベツが歯ごたえよく、辛さのオアシスとなりますね。


1本というより、1枚といったほうがふさわしい麺はかなりの量ですが、形がそれぞれなので食感といい、味といい、飽きることがありません。


食べ終える頃には、唇が痛くなる辛さ。刺激で胃の形がおよそつかめるのは久しぶり。でもクセになりそうな味は、さすが中国四千年の味アルネ。


ごちそうさまでした。