今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺食らう(その 514)喜多方ラーメン

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ひと口に福島といっても、浜通り中通り会津の地域性がある。奥羽山脈阿武隈山地により区分され、それぞれ風光明媚で、名物料理がある。


長野と松本、前橋と高崎ほどではないにせよ、県民性を一緒くたにしてはいけない。例えばイカニンジンなら中通り、浪江焼きそばなら浜通り


なかでも歴史の古い会津地方は、わっぱ飯、こづゆなどの伝統料理に、ソースカツ丼やラーメンが加わり、食べごたえありそうなラインナップ。


そんな会津の名物料理の筆頭格がご存知の喜多方ラーメン。低温でダシをとった澄んだ豚骨スープは、毎日食べても飽きがこない深い味わいです。


焼豚、わんたん、ネギなどのトッピング。餃子、各種ミニ丼などのサイドメニュー。華やかな誘惑ですが、たまにはシンプルに喜多方ラーメン


シンプルとは言いつつ、たっぷり5枚の焼豚が。これで焼豚麺を名乗らないのが奥ゆかしさ。まずは焼豚を1枚よけて、隙間から麺をすする。


太めの縮れ麺が、アツアツのスープをまとい、控えめに言ってサイコー。旨みたっぷりなのにさっぱりしたスープはペットボトルで売って欲しい。


少しずつ煮えるネギはシャキシャキ。ご飯が欲しくなるメンマはクキクキ。そして焼豚は、赤身の歯ごたえがしっかりなのに、脂はとことん甘い。


お茶漬けを食べているような錯覚をするほどサラッと食べられる。年配のお客さんが多いのも納得です。喜多方に行って、三食麺に耽溺したいな。


ごちそうさまでした。


しばらくは、お蔵出しです。