今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 314)マーボ豆腐定食

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根が単純なのか、自然の摂理か、テレビでおいしそうな料理をみかけると、どうしても食べたくなる。で、お豆腐特集をみた翌日にマーボー豆腐。


こちらの店はなぜか「マーボ豆腐」表記、本場の発音なんだろうか。まあいいや、細かいことは気にしない。席に着くや否や、すかさず注文する。


マーボ豆腐って若いころは食べなかったな。ひき肉は入っているけど、メインが豆腐とかありえないだろうと思っていました。でも、今や大好物。


慣れ親しんだ丸美屋のマーボは、ラー油だけが辛味だったけど、本格派に近づくにつれ山椒のしびれが入ってくるよね。まずはレンゲでひと口。


唇にしみる辛さはラー油かな。やがて山椒がピリリときいたのち、口腔全体に渾然一体となった旨辛が広がり、ご飯を追いかけるようにかきこむ。


うんコレコレ、こういうのが食べたかったのヨ。嬉しくなってマーボをペースアップ。水を飲んだら負けな気がして、スープで辛みを和らげる。


大根の浅漬けの爽やかな香りがイイね、柚子がきいてます。食べるうちに少しずつゆるくなっていくマーボがいとをかし。丁寧にすくって食べる。


じわり汗をかき、カラダ全体が藤井隆ばりにホットホット。こんな不自由なご時世ですから、小さな願いごとが叶うだけでも嬉しいものですねえ。


ごちそうさまでした。


しばらくは、お蔵出しです。