久しぶりの天一。王道のこってりかな、こっさり=屋台の味もいいな、と考えていると、新作ニラニンニクラーメンが目に入る。
我ながらいい客だけど、いつまでもあると思うな親と新作ラーメン。ニラ&ニンニクは五葷に含まれるけど、仏門に入るわけでなし。
選べるスープは当然こってり、メニューを眺めつつ待つ。ライス、唐揚げ、餃子、どれも魅力的だけど、夜遅いから自重しますか。
天一といえば、箸が立つと言われるこってりスープ。あっさりの3倍近い危険なカロリーですが、たまに食べたい衝動に駆られます。
やってきたのは、名は体を示すそのまんまの見た目。なんとなく、らあめん花月嵐の名物壺ニラを思い出す。何はなくともスープを。
ガツンと濃厚で、鶏ガラと野菜でできているとは信じがたい。麺をすすればよく絡む、というより、スープも持ち上がっているのだ。
ニラニンニクをスープに漬け込みガブリといけば、ニラはサクサク。いかにも葷菜といういがらっぽさが、クセになる味わいです。
ニンニクはあまり感じないけど、そもそもこってりスープの個性が強すぎるのだ。餃子用のお酢を少し垂らして味変してもおいしい。
行動範囲に天一があるから、たまの「食べたい熱」を冷ませるんだよね。同じように熱を出すスガキヤは、カップ麺しかないしね。
感謝しつつおいしくいただき、丼内側の「明日もお待ちしてます」の文字が見えるところまでスープを飲んで、そっとレンゲを置く。
ごちそうさまでした。